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【K-1】7連勝の王者・江川優生にノンタイトルで挑む椿原龍矢、下馬評を覆し「大阪ジャパニーズドリームを実現させる」

2020/09/04 02:09
【K-1】7連勝の王者・江川優生にノンタイトルで挑む椿原龍矢、下馬評を覆し「大阪ジャパニーズドリームを実現させる」

2017年のK-1甲子園優勝者・椿原がジャイアントキリングを狙う (C)K-1

 2020年9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪・第1競技場『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にて、スーパーファイトの-58kg契約3分3R延長1RでK-1 WORLD GPフェザー級王者・江川優生(POWER OF DREAM)と対戦する椿原龍矢(月心会チーム侍)が大阪の所属ジムにて公開練習を行った。

 椿原は2017年K-1甲子園優勝を経て、K-1・Krushでもプロとして活躍。過去にプロのリングで西京春馬や軍司泰斗を下すなど存在感を見せてきた。公開練習では2分1Rのミット打ちで鋭いジャブとストレートが光るミット打ちを披露した。


 7月のKrush後楽園大会では桝本翔也に圧巻のKO勝利を収めた。フェザー級転向初戦ながら動きは軽快で、リングを広く使いヒットアンドアウェイで1Rから終始ペースを握り、最後は構えをスイッチしてから即座に放った左ハイキックで相手の意識を刈り取った。

「コロナ期間で(試合間隔が)めちゃくちゃ空いて、4月から社会人になったんですけど、練習に打ち込める環境になって自分の納得できる練習もできたし、やりたい試合運びもできたからよかったと思います」

 満足いく試合内容を振り返る椿原に桝本を沈めたハイキックについても聞いてみると、ジムの先輩であり、蹴りを主体とする和島大海との取り組みが成果をあげたと話す。

「試合前からあの練習はずっとしていて、先輩の和島さんが僕にセコンドについてくれるということもあって、つきっきりで練習してくれました。こんな技も当たるんじゃないかというアドバイスももらいながら一緒に考えて練習していた技なので、教えてもらった通り、イメージしていた通りでよかったです。

 和島さんがセコンドにおってくれたらパシりに使えるし、ええ先輩やと思ってます(笑)。仲良くしてくれたり、遊びに連れていったりしてくれるので、色々言ってますけど尊敬できる先輩です」


 今回は椿原の他にTETSU、和島と月心会の3選手が出場するため「みんなで勝って月心会3連勝」と意気込む椿原。ジム総出で今回の大阪大会へ乗り込む中、椿原の相手は第3代K-1フェザー級王者・江川優生だ。

「パンチも蹴りもなんでもできるパーフェクトな選手」と江川の印象を語る椿原。対戦カード発表の記者会見では江川から上手い選手と、逆に評価される場面もあった。

 江川の言葉に「嬉しいです」という椿原だが「ただ僕はみんなが思っているより、もっとパワーをつけているので、上手いだけの選手じゃないところも見せたいです。今回階級を上げて2回目の試合なんですけど、この階級の一番下からスタートして全部飛び越えて一番上まで来ました。このまま僕がしっかり勝って、一番下から一番上まで行くところを見せます。僕が“大阪ジャパニーズドリーム”を実現させます」と番狂わせに燃える。

 K-1大阪大会へは2度目の出場となるが、「東京は知らない土地で、何も慣れていない場所で調整が難しいんです。でも大阪やったら自分の知っているところ、落ち着く家、いつも言ってるご飯屋さん、周りの友だちがいてくれるので、いつもよりリラックスして戦えるんじゃないですかね」と、いつも以上に平常心で戦えるようだ。

 階級転向から間も無くして王者との試合を引き寄せた“なにわのSAMURAI”椿原が、切れ味鋭い打撃で“怪物”江川を斬って落とすのか。最後に椿原は力強くこう語った。

「今回大阪で江川チャンピオンと試合が決まって、やる気に満ち溢れています。大会当日、僕がすごい試合を見せて下馬評を覆します!」

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