K-1K-1
K-1
ニュース

【Krush】佐々木大蔵が中野滉太の挑戦を受けV2戦「後楽園ホールを揺らせられるように頑張る」

2020/08/26 13:08
【Krush】佐々木大蔵が中野滉太の挑戦を受けV2戦「後楽園ホールを揺らせられるように頑張る」

佐々木(左)が初防衛に成功した7月から早くも2度目の防衛戦に臨む。挑戦者は強打者の中野

 2020年10月17日(土)東京・後楽園ホール『Krush.118』の対戦カード第一弾が、8月26日(水)都内にて行われた記者会見で発表された。

 Krushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、中野滉太(POWER OF DREAM)を挑戦者に迎えて2度目の防衛戦を行う。


 佐々木は2008年にK-1甲子園でベスト8入り、同年5月にプロデビューし、2016年にKrushライト級王者となった。2018年4月の2度目の防衛戦で同王座を失い、スーパー・ライト級に転向すると同年11月のK-1スーパー・ライト級王座決定トーナメントでは準優勝。2019年6月大会では不可思をTKOで下している。2月大会で鈴木勇人を破り、ライト級に続いての2階級制覇に成功。7月の『Krush.114』で近藤拳成を下し、初防衛に成功したばかりだ。戦績は26勝(6KO)17敗1分。


 挑戦者の中野は2019年3月の『K'FESTA.2』プレリミナリーファイトでFUMIYAをKOで下し、7月のKrush後楽園大会では中国のトップファイターと互角に渡り合い一旦は勝者として名乗りを上げたものの、ローブローを巡って裁定が覆った。しかし、12月のK-1では平山迅を左フックでマットに沈め、今年7月には瑠久も左フックで初回KOして実力を証明。戦績は7勝(6KO)2敗。

 中野は「タイトルマッチが組まれたことをありがたく思います。キャリアも戦績もまだまだですが、胸を借りるつもりでしっかり倒しに行きたい」と、控えめながらも“倒しに行く”と宣言。


 迎え撃つ佐々木は「こういう情勢の中で試合ができることを嬉しく思うと共に、7月に試合してからスパンとしては早い形ですが、僕としてはどんどん試合を重ねていきたいと思っています。また試合ができる、中野選手と試合ができるのを楽しみに、さらに気が引き締まる思いです」と、短い期間での防衛戦にも意欲を燃やす。

 お互いの印象を聞かれると、中野が「佐々木選手はキャリアも上でテクニックもあってカウンターも上手い。全てにおいて完璧な選手」と言えば、佐々木は「中野選手も凄くテクニックがあってパワーもあって当て感もある選手だと個人的には思います」と、強さを認め合う。

 中野が挑戦者に決まったと聞いた時には「中野選手と瑠久選手がやった時の煽り映像でも、両者Krushのベルトへの想いを語っていたので、中野選手と聞いて違和感はなかったですね」と、すんなりと受け入れられたという佐々木。


 前回の試合時には「アートを見てもらいたい」と言っていた佐々木。今回のテーマはと聞くと「佐々木大蔵は常にアートを見せたいと思っています。対戦相手がいるから試合が成り立つわけで、対戦相手が違うので、アートはその時その時で違うもの。自分でもそこは楽しみですね、自分がどういうアートを見せられるのか。そしてアートと言われるような試合だったとお客さんに納得してもらえるような、期待をいい意味で裏切れるような試合を中野選手と見せていきたいと思います」と、今回も“アート”を見せるのがテーマだとした。

 一方、中野は前戦の一夜明け会見で「タイトルマッチも目標ですが、一戦一戦目の前にある試合を大切にして。そうすれば道も開けると思うので、組まれた試合を一戦一戦クリアーしていくだけです」と、地道に実績を積み重ねていきたいとしていたが、タイトル挑戦のチャンスが早くも巡ってきた。そのことについて「一夜明けで言った通り、一戦一戦組まれていけば自然とタイトルに近付くと思っていましたが、そこはK-1の人たちに評価していただいたから決まったと思いますし、決まったからにはしっかり佐々木選手とアツい試合をして、しっかり倒してベルトを獲りたいと思っています」と異存はないとする。

 佐々木と言えば“抜群の安定感”が強み。それに何で対抗するのかと聞かれると「上手く戦おうとは考えていません。胸を借りるつもりでしっかり倒しに行きたいと思います」と、やはりKOを狙っていくとした。


 この試合はKRESTとPOWER OF DREAMというK-1・Krushで勢力を二分するジムの戦いという図式もある。

 それについて中野は「ウチの先輩方が王者ばかりなので、自分も早くそこに追いつかないと行けないと思います。KRESTは強い方が凄く多いので今回の試合は面白いのかなって思います」、佐々木は「チームの図式に関してファンや周りからそう見られるというのはありますが、僕は中野選手という一人の男と対峙できることが楽しみ。僕もKRESTにいてベルトを巻くまで周りの同世代の選手たちがベルトを巻いている姿を見て“クソッ”という気持ちで日々を送っていました。そういう想いをしてきたので中野選手がいま置かれている立場…想いは分からないですけれど、そういう気持ちはあるんじゃないかと思います。10月17日はこのアツい想いが見られるし、僕はKREST vs PODではなく、佐々木vs中野で面白かったと一人でも多くの方に言わしめたいですね」とそれぞれの想いを話す。

 最後に、中野は「佐々木選手が個人の戦いということで、自分も王者と戦えるだけで幸せなので凄く楽しみです。中野滉太vs佐々木大蔵を楽しみにしていただけたらと思います。アツい試合をします」、佐々木は「この会見を通じてまた凄くモチベーションが一段とアップしたので、それをさらに高めて中野選手といい試合、皆さんの期待をいい意味で裏切る試合をして、後楽園ホールを揺らせられるように頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント