KINGレイナに渾身の右フックを叩き込む熊谷。「まだ決着はついていない」と再戦を望む
2020年8月23日(日)東京・ニューピアホールにてDEEP2連戦の昼大会『skyticket Presents DEEP 95 IMPACT』が開催された。
第7試合でKINGレイナ(K-Clann)とキックボクシングルール3分3Rで対戦した熊谷麻理奈(WSRフェアテックス札幌)は、判定2-1で惜敗したものの長い手足とムエタイテクニックでKINGレイナを大いに苦しめた。
試合の翌日、熊谷に話を聞くと「今回の試合に関しまして、応援してくださった方々、関係者の皆様、KINGレイナ選手、ありがとうございました」とまずはお礼の言葉。
試合については「今回の作戦は序盤でKOするつもりでいましたが、KINGレイナ選手がタフでヒザを効かせてからの展開が作れなくて判定までいってしまいました」と、KINGレイナのタフネスが予想以上だったという。ヒザ蹴りに関してはKINGレイナ自身が「効いた」と認めている。
(写真)テンカオを数回タイミングよく決めた熊谷
判定結果には熊谷の方が優勢だったのでないかとの声もあるが、「相手のローキックは普通に痛かったんですが、3Rの試合なので耐えきれると判断してあえて反応しませんでした」と、ローを受けて白い肌が赤く染まってしまったことで印象が悪かったのではないかと振り返った。
(写真)KINGレイナの右ローで熊谷の左足が真っ赤に
そして「判定に不満はありませんが、私はまだ決着がついていないと思うので再戦したいです。DEEPでもDEEP JEWELSでもどこでもいいです。また、今回アグレッシブに戦えるところを見せられたと思うので、KINGレイナ選手以外でも戦ってくれる選手がいればもっと東京で試合をしたいと思っています」と、KINGレイナとの再戦を強く望んだ。
今回KINGレイナと戦ったことで知名度も上がった熊谷。身長174cm、試合体重60kg前後と日本人女子選手としては大柄のため試合機会は多くないが、これを機にチャンスに恵まれることができるか。