2020年9月10日(木)東京・後楽園ホール『スック ワンキントーン go for the top』の全対戦カードが発表された。
メインイベントは既報通り、WMOインターナショナル・ライト級王座決定戦として、元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・梅野源治(PHOENIX)vsペットワンチャイ・ラジャサクレック(タイ)が行われる。
(写真)WMOのベルト。今回、初めて日本でのタイトルマッチが行われる WMO(世界ムエタイ機構)は2011年に発足し、タイのスポーツ省と文化省に承認されている団体で、プロとアマチュアの世界タイトルを認定。特に毎年3月12~22日に開催されるアマチュアムエタイ世界選手権大会(プロも出場可能)は50カ国以上が参加する大規模なもの。日本でWMOの世界タイトルマッチが行われるのは今回が初。
(写真)梅野源治(左)は2020年初の試合をペットワンチャイと戦う ペットワンチャイは、日本でINNOVATIONスーパーフェザー級1位・櫻井健、ジャパンキック協会フェザー級1位・皆川裕哉、第11代日本バンタム級王者・瀧澤博人らに勝利。構えを頻繁にスイッチしながら左右ミドルキックを蹴り、パンチも強く瀧澤戦では右フックでグラつかせてのパンチ連打からアゴにヒザを突き上げてダウンを奪い、TKO勝ちしている。戦績は66勝16敗7分。
セミファイナルはWPMF世界スーパーミドル級タイトルマッチとして、松倉信太郎(TRY HARD GYM)と康輝(キングムエ)が対戦。
松倉はK-1甲子園70kg日本一トーナメントでの優勝を経てK-1、Krushを主戦場にキャリアを重ねた。2018年に戦場をRISEに移し、RIZINにも参戦。2019年7月にイ・ソンヒョンとRISEミドル級王座を争うも、5R判定負けで王座戴冠を逃した。2月23日のRISEではNKBミドル級王者・西村清吾から勝利を奪い、8月10日のRIZINでは森興二を右フックで初回KOに沈めている。
当初、松倉はチョークダムロン・チョートバンセン(タイ)との王座決定戦が4月に決まっていたが、新型コロナウイルスの影響で大会の開催が中止。今回も予定していた選手が来日出来ないため WPMFスーパーバイザーのポップトーン氏が日本の選手の中から選考し、デビュー戦でブラジルのウェルター級王者に1RKO勝ちした康輝が抜擢された。康輝は2勝1敗の戦績だが松倉よりも長身の183cm。
これまでヒジ打ちなし・首相撲なしのルールで戦ってきた松倉が、ムエタイルールでどのような戦いぶりを見せるのか、注目される。<全対戦カード>▼第8試合(メインイベント)3分5R WMOインターナショナル・ライト級タイトルマッチ 3分5Rインターバル2分梅野源治(PHOENIX/元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者、元WPMF世界フェザー級王者)ペットワンチャイ・ラジャサクレック(タイ)
▼第7試合(セミファイナル)3分5R WPMF世界スーパーミドル級タイトルマッチ 3分5Rインターバル2分松倉信太郎(TRY HARD GYM)康輝(キングムエ)
▼第6試合 3分3R 64kg契約レック エイワスポーツジム(タイ/IBF世界スーパーウェルター級王者)鈴木真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
▼第5試合 3分5R スックワンキントーン・ライト級タイトルマッチBEN侍Y'ZD(タイ)レンタ・ウオーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)
▼第4試合 3分3R 57kg契約44ユウ・ウォーワンチャイ(リバイバルジム/スックワンキントーン認定スーパーバンタム級王者、チョンロンムエサイアム認定同級王者)櫓木淳平(ビクトリージム/ジャパンキック・フェザー級2位)
▼第3試合 3分3R スーパーライト級晃希(Team S.R.K/DBSスーパーライト級王者、WMC日本同級王者)麻火佑太朗(PHOENIX)
▼第2試合 2分3R 女子スーパーフライ級田丸 茜(エイワスポーツジム)ルイ(クラミツムエタイジム)
▼第1試合 3分3R バンタム級カイ・シッソー(トースームエタイジム)SHU(D-BLAZE)