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【RIZIN】浜崎朱加、孤高の苦しみ「ここ喰ったらおいしいな、くらい思って向かって来てくれたらいいな」

2020/08/19 03:08
【RIZIN】浜崎朱加、孤高の苦しみ「ここ喰ったらおいしいな、くらい思って向かって来てくれたらいいな」

浜崎は自分を喰うつもりで挑戦してくる若手選手の出現を待っている

 2020年8月23日(日)に東京・芝浦のニューピアホールで開催される『skyticket Presents DEEP 95 IMPACT』と『skyticket Presents DEEP 96 IMPACT』の大会の見所などを語るトーク番組が17日(月)に無料生放送され、ゲストとして浜崎朱加(AACC)が出演した。

 浜崎は8月9日にぴあアリーナMMにて開催された『RIZIN.22-STARTING OVER-』に出場、DEEP JEWELSアトム級王者・前澤智(リバーサルジム立川ALPHA)と対戦し、2R1分26秒、キムラロック(アームロック)で一本勝ちを収めた。


「久しぶりに試合ができて、お客さんが入っている中で試合ができたのは素直に嬉しかったです。階級が今回52kgの契約体重だったので、減量もなくて良くも悪くもいつもとは感覚が違いました」と自身の試合を振り返る浜崎。

 試合後のコメントでは、現RIZIN女子スーパー・アトム級王者ハム・ソヒと戦うまでは「やってくれるのであれば誰でもいいです」との発言があり、その真意について聞かれると「ちょっとニュアンスが違います。そうは言っても元チャンピオンなので、誰でも言い訳じゃないですよね。それこそ極端な話、デビュー戦の相手とやるとなっても誰も乗れないと思うので」と、意味合いが違うと説明。

「ただ、RIZINが組んでくれるのなら誰でもいいという意味です。今やりたいのはハム・ソヒ選手しかいないというのはありますけれど。この状況なので相手が日本人に限られるので、なかなか難しいのはありますね」と、あくまでもターゲットはハム・ソヒだが、RIZINが選ぶ相手なら断らないとした。


 今回の試合は前澤が7月23日に新宿FACEで行われた『DEEP JEWELS 29』にて、打撃無しのグラップリングタッグマッチで対戦後、リング上で浜崎との対戦アピールをして実現したもの。浜崎はこの挑戦が「嬉しかった」という。

「挑んできて欲しい気持ちは一番にあります。だから前澤選手に挑戦された時は嬉しかったです。初めてだったので。今までそういう選手がいなかったじゃないですか。若い選手にもっと頑張って欲しいなっていうのはあります。私が10年後やっているかって言ったらやってないじゃないですか。世界で戦っていける選手にも出てきて欲しいなっていうのはありますね」

 浜崎に、今回のようなチャレンジマッチがまたあったら受けるのかと聞くと「全然、もちろん」と即答。「私、48~49kgで日本人選手とあまりやったことがないんですよ。外国人選手ばかりなので。今の日本人選手とはやったことがない選手ばかりなんです(23戦中、日本人選手とは10戦)」という。

 しかし「正直、日本人選手だと思い浮かばないですね。若手の選手は今、10代も増えているし、数年後になると全体的にレベルも上がって来ると思いますけれど…」と、特に目につく若手選手はいないとする。


 今回の前澤のように、もっと自分に挑んで来いとの気持ちはあるかと聞くと「それを言っても…選手次第なのでそういう人がいたら嬉しいなってくらいです。でも、そういう選手はなかなかいないですよね。私は逃げも隠れもしないです。ここ喰ったらおいしいな、くらい思って向かって来てくれたらいいな、くらいですかね。ちょっと前までは挑んで来いって思っていましたが、最近は前ほどは思わなくなりましたね」と、頭一つ以上抜けているトップ選手ならではの悩みを吐露した。

 浜崎は7戦目にして、師匠である藤井惠と並んで国内最強と言われていた辻結花に挑み、アームロックで降してこれを出世試合とした経験がある。「私は別に負けても何も失うものがなかったですし、負けて当然だったじゃないですか。当たって砕けろだから、挑む方がラクですよね」と当時を振り返る。多くは語らなかったが、今の若手選手にもそういう気持ちで挑んできて欲しいと浜崎は言いたかったのではないだろうか。

 逆に、そういう格下の相手だとモチベーションが上がらないのではと聞くと「私、そもそもあまり波がないんです。ただ好きでやっているだけなので、モチベーションが上がらないなっていうのも、下がることもないんです。常に一定なんですよ」と答えた。これも浜崎の強さの一因かもしれない。

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