2020年9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にて、スーパー・ウェルター級のスーパーファイトでラーシーシン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)と対戦する和島大海(月心会チーム侍)のインタビューが、K-1公式サイトにて公開された。
和島は第1回K-1アマチュア全日本大会優勝など、アマチュア大会で数々の実績を残して2016年7月にKrush初参戦。サウスポーから繰り出す破壊力十分のパンチと蹴りでKO勝利の山を築き、戦績は12勝(10KO)4敗。3月の第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメントではアワターン(タイ)、城戸康裕を破って決勝へ進出するも、木村“フィリップ”ミノルに敗れて準優勝。
そのトーナメントを「まずトーナメントで3試合できたことがいい経験になりましたし、自信にも繋がりました。ただ決勝は充分に戦えなかったので、もっと戦えたらよかったと思います」と振り返り、「もちろん準優勝できたことは自信になったんですけど、準決勝でずっと目標にしていた城戸康裕選手に勝てたこともすごく自信になりましたね。城戸選手は僕がプロデビューする前からスーパー・ウェルター級で活躍していて、ずっと見ていた選手だったので」と城戸に勝利したことが大きかったという。
「やっぱり城戸選手は強いというか上手いというか。実際に対峙してみてフェイントだったり、スピードだったり、本当に強い選手だなと思いました。僕も打ち合うというより、間合いを上手く使って戦いたいタイプなので、城戸選手の独特の間合いや緊張感は、すごくいい経験になりました」
トーナメントを終えてからは「スーパー・ウェルター級は外国人選手が強くて、外国人選手はみんなパワーがあって一発でももらうと倒されてしまう。だからディフェンス面を意識して練習しています。あとは体格的に負けないようフィジカルトレーニングもしっかりやっています」と、vs外国人選手を意識してのディフェンスとフィジカルを強化している。
今回対戦するラーシーシンについては「すごく蹴りが強い選手だと思います」との印象。トーナメントでは同じくムエタイのアワターン・トー.モースィーと対戦しており「アワターン選手は蹴りがすごく速いというかモーションがないというか、気づいたら蹴られているような感じだったんです。あとは距離感や間合いもやりにくかった。ラーシーシン選手も独特な感覚があると思うので、やりにくそうだなと思っています。そのうえで対策を練って試合に臨みます」と、経験を活かすつもり。
今後については「僕は外国人選手との試合経験が少ないので、しっかりその経験を積んで、万全の状態でもう一度、木村"フィリップ"ミノル選手と対戦してリベンジしたいと思います」と、経験を積んで現スーパー・ウェルター級王者の木村に挑戦したいとした。
最後に和島は「地元・大阪でのK-1には初出場なので、絶対に良い試合をして、できればKOで勝ちたいと思います。相手はムエタイの選手ですが、ムエタイの選手がビックリするぐらいの蹴りで会場を沸かせたいと思います」と、ムエタイ戦士をしのぐ蹴りを見せたいと意気込んだ。