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【RIZIN】川尻達也「日本発の総合格闘技を、僕と北岡悟で締めたい」、北岡悟「『これから』以上に『今』が大事。『今』頑張ることが『これから』に繋がる」=12.31「RIZIN 平成最後のやれんのか!」さいたま

2018/12/29 03:12
12.31「Cygames presents RIZIN 平成最後のやれんのか!」さいたまスーパーアリーナ大会に向け、前日計量を翌日に控えた選手たちが会見を行っている。(※追記あり) ◆川尻達也「12月31日だけ北岡悟に勝てればいいから」 「コンディションはびっくりするくらいいいです。食べながら(体重を)落とせていて、こんな感覚鋭くなるんだと。久しぶりに体調がいいです。期待してください。フェザーのときは1日1食しか固形物を食べられなくて、いまは3食食べながら、7年前のライト級のときよりいい調整ができています。 (試合展開は)向こうもしんどい試合で勝利を掴もうとしてくるだろうし、僕もしんどい試合をする準備は出来ています。得意なところは同じで、一本取る力は向こうのほうが強いので、どっちが上を取るかの勝負になると思います。そのなかで決め手がなければ足止めて打ち合いになることもあるだろうし。いいポジョンで制圧できるようにと考えています。 日本ではフェザーよりもライトで気になる選手がいて、北岡悟選手はずっと日本でトップで戦ってきて、勝ったときのオラオラ顔が気持ちいいくらいで。逆に俺があのオラオラになって、あの顔は出させたくないですね。 12月31日だけ北岡悟に勝てればいいから。もし1月に戦って負けてもいい。12月31日だけ北岡悟に勝てればあとはなんでもいい。その先のことは考えられない。勝って『もう一丁』となれるようにしたい。 (キャリアについて)40歳になる前は50歳までやろうと思っていました。昔は総合格闘技のやり方が分からず、TOPSにマッハさんが指導に来ていて、ヘッドギアも無くて殴り合って、こんなものなのかなと思っていました。マッハさんが指導に来る土曜日は、たんぼの周りをぐるぐると回っていて、ほかに生贄がいないと1時間をかけて来たのにそのまま1時間かけて帰ることもありました。マッハさんの悪口じゃないですよ(笑)。そういう時代だったという話です。総合格闘技の練習はそれほど怖いもんだなと思っていた。 いまは『バックボーンMMA』という人が出てきて、僕と北岡の試合は、昔から観ていた人には楽しんでもらえるけど、いまの人にはピンと来ていないかもしれない。そういう人にも『昔じゃねえよ』と。いまもさがるつもりもないし、譲るつもりもない。調子乗ってるヤツ、おしりペンペンだぞ、というところを若い人たちにも見せたいと思っています。 僕も彼も長いこと総合格闘技で生きてきたんで。僕は総合格闘技は日本で生まれたと思っているので、日本発の総合格闘技を、僕と北岡悟で締めたい。世界中に広まったMMAのなかで『こんな戦いもあるんだ』というのを日本中のみんなに見せたいですね。40過ぎてもすごいおっさんがいるんだなと。同世代は楽しみにしてくれるけど、僕もそうだったけど、若い頃っておっさんファイトに興味なかったんで、いやあ日本にもスゲーおっさんがいるんだな、というのを20代とかの若い子たちに見せつけたいなと、すごく思います。 (そういう戦いが北岡選手とだったらできると?)そういう戦いになると思うし、彼とだったら、記録よりも見ている人の記憶に残るような試合になると思います。 (練習の合間はどのように過ごしていた?)娘の誕生日にずっとボンバーマンのストーリーをやっていて。娘に勝てなくなったので、代わりに北岡悟に勝ちたいです(笑)。 普通の試合として観る人も、センチメンタルに観る人も、熱く燃えて観てくれる人も、いろんな感情で見てもらえればいい。終わったら笑顔で帰っても、怒って帰っても、泣いて帰っても、みんなそれぞれの想いで楽しんでもらえればいいと思います」 ◆北岡 悟「これから以上に今が大事で、今頑張ることがこれからに繋がる」 (コンディションは)いいです。 (どんな試合展開になりそう?)……そうですね。準備してきたことがあるので、それを出して戦う──あたり前のことですが。イレギュラーなことや想定外のことも起きるでしょうし、予想は外れたり狂ったりして戦績が良くなかった2年間なので、うまくいかないこともあるだろうという覚悟はあります。それも踏まえて、そうならないような準備、自分を作ってきた自信、自負は……自負、何て言ったらいいか、省きます。 (70kgについて)まあ、下げろと言われたことは多々あるけど、(階級変更を)全く思わなかったわけではないけど、実際、そうするに至ることはなかった。まあ、花形の階級だとは思ってます。なんで花形なのか……魔裟斗のおかげなのか、KIDもなんでか70kgでやってましたよね。(70kgで)目立っていいというのはあります。 (川尻が「12月31日だけ北岡悟に勝てればいい」といったことについて)僕はいつもそう思って戦ってきたから。それは変わりはないですね。あとのことを考えずに思い切り戦う、それがいつも通りです。 (川尻はどういう存在?)存在……強い選手だと思います。この業界を代表する指折りの選手だと思います。 (同時代を戦った選手として意識する?)うーん、それを言われるのはしゃくなんですよね。時代……俺はこれからも生きるから。時代とかでくくられるのは嫌だなと……。2年前に大晦日に出させてもらって、PRIDEが無かった10年間のフェイズはもう終わって、今やこれからが大事。自分は刹那的な人間なので、これから以上に今が大事で、今頑張ることがこれから先に繋がると思ってます」 【関連記事】 【RIZIN】北岡悟、川尻戦は「『ひとつの試合』である」https://gonkaku.jp/articles/
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