ブアカーオ初主演映画『トーンディー・ファンカーオ』のポスター。ブアカーオは他にも映画に出演している
K-1 WORLD MAX世界トーナメント2004・2006優勝、S-cup世界トーナメント2010優勝のムエタイの“生ける伝説”ブアカーオ・バンチャメーク(旧ポー.プラムック/タイ)が、“主演男優賞”を受賞したことが話題となっている。
2020年8月8日、タイのテレビ局5チャンネルで行われた仏歴2563年(西暦2020年)の『第6回キンナリー・トーン』(黄金のキンナリー)という芸能界の各ジャンルに与えられる賞の授賞式が行われた。キンナリーとはインド神話を起源とする芸能の神で、タイ仏教でも崇拝の対象として観光名所の建物などに像がある。
ブアカーオはその賞の映画部門で主演男優賞を受賞。2017年に公開された初主演作『トーンディー・ファンカーオ』という古代のムエタイ戦士を描いたアクション映画で、主人公の戦士トーンディーを熱演したことが評価されての受賞だった。
(写真)ブアカーオがFacebookに掲載した授賞式の模様
この『キンナリー・トーン』は『日本アカデミー賞』のような映画だけの賞ではなく、タイでそれほど有名な賞ではないとのことだが、ブアカーオにまたひとつ勲章が増えたと言っていいだろう。