2020年8月13日(木)RISEがABEMAにて会見を行い、10月11日(日)神奈川・ぴあアリーナMM、11月1日(日)エディオンアリーナ大阪についての発表を行った。
当初4月に開幕するはずだった『RISE ASIA SERIES 2020 -55kg』は新型コロナウイルスの影響で開催を延期。秋からの開催を予定していたが、外国人選手の入国が難しいことから来年以降に延期されることに。代わってRISE世界フェザー級王者・那須川天心への挑戦権を懸けた「那須川天心挑戦者決定トーナメント」が行われることになった。
(C)RISE -55kgの4人制ワンデートーナメントで、優勝賞金は500万円、KO賞は30~50万円(ラウンド数などで上下)。3分3R延長1Rで、決勝戦は延長を2Rまでにするか検討中。出場決定選手は「RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament」の決勝戦を那須川と争ったISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)、5年間無敗で19連勝という記録を更新しているRISEバンタム級王者・鈴木真彦(山口道場)の2名。
残り2名に関しては「皆さんが知っているトップ選手と交渉中」(伊藤隆RISE代表)とのこと。
選手はZOOMでの出席。鈴木は「僕、ワンデーというのもいま初めて知って過酷やなと思いますね。ASIAシリーズがなくなってしまいましたが、僕は正直、外国人とやるより日本人の強い選手とやった方が観客が盛り上がるし、僕も嬉しい。あと2名は強いヤツにしてもらいたいですね。僕自身、連勝は気にしてないんですけれど、まあ全員KOで目の前の相手を倒していくことで那須川選手にたどり着けると思うので、僕はやるだけです。那須川選手はシンプルに最強やと思います。めっちゃ強いです。そこに行かないと格闘技をやっている意味がない」と、5年前最後に喫した黒星の相手・那須川へのリベンジチャンスを勝ち取ると話す。
志朗は「4人全員日本人、そしてワンデー。自分自身本当に楽しみです。あの負け(那須川に判定負け)から自分も凄い学んで、RISEルールでどうやって那須川君に勝とうかと毎日考えている日々なので。鈴木君以外は誰が出るか分かりませんが全員に勝てば権利を得られるので。僕は那須川選手と戦うためにRISEにいると言っても過言ではない。あの負けは本当に悔しかったので」と、同じく那須川へのリベンジチャンスをものにするとした。
伊藤代表は「このトーナメントはただ優勝するだけでなく、那須川天心を脅かすことが重要。そういう戦いを見せて那須川天心がヤバいんじゃないかって試合を見せて欲しいです」と、ただ勝つだけではなく戦ったら那須川も危ないと思わせる選手に挑戦権を与えたいと語った。
会見に出席した那須川本人は「志朗選手も鈴木選手も僕の首をずっと狙っている選手なので非常に楽しみです。本来なら僕とワンマッチでやっても面白いのかなと思う選手ですが、トーナメントで勝つことで対戦に重みが増すと思うので注目しています」とし、どんな選手に出てきて欲しいかを聞かれると「江幡(塁)選手が出たら面白いんじゃないですか。ここがチャンスじゃないですか。もう一人はゴリゴリの若手とか、後先何も考えていないヤツとかを入れても面白いと思います」と、1人には昨年大晦日に対戦した江幡塁の名をあげた。