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【ZST】宇野薫&植松直哉のタッグベルトに挑戦するのは!? IGLOO 山中健也&岩本健汰 vs. 森戸新士&高橋サブミッション雄己=8.30「BH07」

2020/08/11 09:08
 2020年8月30日(日)、GENスポーツパレスで開催される「BATTLE HAZARD 07」(BH07)の追加カードが発表された。  グラップリングなど多様なルールの試合が組み込まれている『BATTLE HAZARD』では、2015年5月の第2代GTタッグ王者決定トーナメントで優勝し、タッグ王座に就いている宇野薫(UNO DOJO)&植松直哉(Nexusense)組への「タッグベルト挑戦者決定戦」として、山中健也(IGLOO)&岩本健汰(IGLOO)vs. 森戸新士(藤田柔術)&高橋サブミッション雄己(和術慧舟會HEARTS)の一戦が決定。  ZSTのグラップリングトーナメントでも猛威を振るっているIGLOOから、山中&岩本の黄金コンビが名乗りを挙げたことで、ZST勝村プロデュサーは「誰も相手が出ないかと思われていたところ、広島の森戸が立候補。そしてパートナーには高橋サブミッション。即席タッグだが一発のある高橋に、昨年柔術ルールで山中に一本勝ちしてる森戸。激闘必至」と期待を寄せている。  また、平信一(綱島柔術)vs.谷口実(RBアカデミー)の異色カードも決定。勝村プロデュサーが、「ZSTらしいというかバトルハザードらしいカードをぶっこみました。みんな大好きミノルロックの谷口くん! いろんなカードを思いつきましたが、そこに食いついてきたのが、まさかの元ZSTライト級王者の平信一。はい、狂ってます」と記す通り、ルールはまさかの当日発表だという。 “暴走柔術”こと元ZSTライト級王者の平は、2020年7月24日の「PANCRASE 316」で、葛西和希(マッハ道場)と対戦し、自ら仕掛けた豪快なジャーマンスープレックスで頭・肩を打ち、動けず。先に立ち上がった葛西のパウンドを浴び、TKO負けを喫したばかり。無差別級でも戦う、アグレッシブなファイターだ。  対する谷口も注目のグラップラー。平の試合の2日後の26日に行われたZSTのグラップリングトーナメント「GTF.4」で、谷口は90kg以下トーナメントに出場。1回戦で柔術の名門・CARPE DIEMの強豪レダ・メブトゥシュを相手に、まさかの4分20秒、フットロックで勝利している。  この試合でレダからヒザ十字、外ヒールなどを仕掛けられた谷口は、ディープハーフへ移行すると、なんと両足でレダの足首を極めるアンクルホールドでタップを奪い、大番狂わせを起こしている。  優勝候補から一本勝ちした谷口の試合はネットで生配信されたが、解説席も騒然。「いったい何が起きた?」「どこがどう極まった?」とざわつくばかり。世界をネットが網羅している現代において、未知の強豪や未知の技などありえないと言われるなか、秘技を磨き、大一番で極めてみせた。  ZST宛に応募したメールには「JBJJF ASJJF大会合わせて20回程度優勝してます。寝技では誰にも負けません。世界で僕しか知らない足関節技を持っています」と豪語していたが、たしかに希少技“ミノルロック”を本番で極めて見せるなど、その日、最大のアップセットを実行した。  しかし、続く2回戦で谷口は、2019年全日本ノーギ優勝のグラント・ボグダノフ(KUSSANO TEAM)のヒザ十字からのトーホールドであっさりタップするなど、ほんとうに「足関節のスペシャリスト」なのか、「一発屋」なのか、定かではない“未知強”だ。果たして平との試合で、さらなる「僕しか知らない足関節技」が炸裂するか !? ネット上では「ノゲイラがPRIDEでスピニングチョークを極めた翌日に全国の道場で皆んながこぞって真似してる現象を思い出す」などのコメントも並び、すでに世界中のグラップリングサイトやグラップラーが“ミノルロック”の分析を始めている。次戦にも注目が集まるところだ。  勝村プロデュサーは、「ZSTらしいというかバトルハザードらしいカードをぶっこみました。みんな大好きミノルロックの谷口くん! いろんなカードを思いつきましたが、そこに食いついてきたのが、まさかの元ZSTライト級王者の平信一。さらにルールは当日発表! 無茶苦茶です」と記す通り、ルールはまさかの当日発表だという。  さらに、GTFルールの女子ストロー級で、杉内由紀(ポゴナクラブジムさいたま支部)vs.伊澤星花(高本道場)も決定。  杉内は2019年4月の「QUINTET FIGHT NIGHT 3 in TOKYO─Female Open Team Championship 2019─」で、池本美憂、杉本恵、長野美香を相手に3人抜きの一本勝ちを極めている実力者。  対する伊澤星花はデビュー戦。2012年のレスリング全国中学生選手権女子57㎏級で優勝するなど、中学時代から柔道とレスリングの二足の草鞋を履いてきた。現在は高本道場所属で、出稽古では渡辺華奈、青野ひかるらとも練習を積んでいる。  女子のGTFルール戦に勝村プロデュサーは「この試合が盛り上がれば女子にも力を入れていきたい」と語っている。  また、既報カードでは、エディ・ブラボー率いる「EBI」で有名な「コンバット柔術」同様に、「グラウンドでの掌底あり」の「コンバットGTFルール」で、フェザー級で寒河江寿泰(トイカツ道場/今成柔術)と、元UFCファイターの清水俊一(総合格闘技宇留野道場)が対戦。  勝村プロデュサーは「コンバットGTF、面白いと思う。本家(コンバット柔術)もグラップラーがこのルールで戦うイメージだけど、ZSTでは最初から掌底でKO狙いだけの選手とかにも出てきてほしいなー。MMAファイターカモン。あとはリトアニアから選手呼べたら面白いだろうな」と、この試合を皮切りに、さらなるMMAファイターの参戦を望んだ。  また、7月の『GTF.4』60kg以下トーナメント優勝の米倉大貴(IGLOO)が、元ZSTフライ級王者・八田亮(ストライプルオハナ)とGTFルールで対戦。  米倉は2019年DUMAUJAPANCUPNOGIのダブルゴールド。IGLOO軽量級の雄で、『GTF.4』でも3試合をすべてヒールフックで一本勝ちしているフットロッカーだ。  対する八田はZST本戦でも活躍するなど、MMAのなかで柔術を駆使し、独自の技術体系から打撃ありの試合でスイープ、フロントからのギロチンショークなどを極めている寝技師。GTFルールのなかでいかに持ち味を発揮するか。  同じくGTFルールでは『GTF.4』90kg以下トーナメントをオール腕十字一本勝ちで優勝したイゴール・タナベ(IGLOO)と、同トーナメントの優勝候補と言われながらも1回戦で谷口の“びっくり技”に敗れたレダ・メブトゥシュ(CARPE DIEM)が対戦する。  また、ZSTにも参戦しているプロレスラーの飯塚優(プロレスリング HEAT-UP)がリングスルールで、グラップリングを得意とするプロMMAファイターの松本大輔(IMN グラップリング)と対戦。  KOKルール(グラウンドでのパウンド無し)では、房野哲也(リベルダージ)と平田真徳(ALLIANCE)が対戦する。 BATTLE HAZARD 07 2020年8月30日(日)GENスポーツパレス13:30開場 14:00開始 【追加カード】 ▼GTFルール ストロー級 7分杉内由紀(ポゴナクラブジムさいたま支部)伊澤星花(高本道場) ▼GTタッグ 合計135kg級王座次期挑戦者決定戦 10分山中健也(IGLOO)& 岩本健汰(IGLOO)vs.森戸新士(藤田柔術)& 高橋サブミッション雄己(和術慧舟會HEARTS) ▼ルール当日発表平 信一(綱島柔術)谷口 実(RBアカデミー) 【既報カード】 ▼GTFルール 60kg契約 10分米倉大貴(IGLOO)八田 亮(ストライプルオハナ) 米倉「八田選手との試合楽しみです。見て欲しい技術はたくさんあるので、皆さん期待してください」 八田「バッキバキの極め合いお見せします!! グラップリング愛好家のお金持ちの皆様勝った方に勝利者賞の協賛お願いできませんでしょうか。グラップリングでも大金を手に入れる事ができるってロマンがあるじゃないですか」 ▼GTFルール 90kg契約 7分イゴール タナベ(IGLOO)レダ メブトゥシュ(CARPE DIEM) ▼コンバットGTFルール フェザー級 7分寒河江寿泰(トイカツ道場/今成柔術)清水俊一(総合格闘技宇留野道場) ※グラウンドでの掌底あり ▼KOKルール バンタム級 5分2R房野哲也(リベルダージ)平田真徳(ALLIANCE) ▼RXルール(旧リングスルール)松本大輔(IMNグラップリング)飯塚 優(プロレスリングHEAT-UP)
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