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【DEEP JEWELS】本野美樹とのタイトル戦で敗れた赤林檎がMMA引退、ボクシング転向を発表

2020/07/27 12:07
【DEEP JEWELS】本野美樹とのタイトル戦で敗れた赤林檎がMMA引退、ボクシング転向を発表

タイトルマッチで敗れた赤林檎は笑顔で本野を祝福し、健闘を称え合った

2020年7月23日(木・祝)東京・新宿FACEで開催された『DEEP JEWELS 29』。メインイベントのDEEP JEWELSストロー級暫定王者決定戦で本野美樹(AACC)が赤林檎(フリー)を1R4分23秒、TKOに破って暫定王座に就いた。

 敗れた赤林檎は翌日、自身のSNSにて「試合負けました。こんな強い選手とタイトルを賭けて戦えたことを誇りに思います! この試合を組んで頂いた団体に本当に感謝します。いつも応援してくれる人達がいてMMAファイターとして本当に幸せでした。とても清々しい気持ちです」と、納得のいく敗戦だったと綴る。


 続けて「MMAに忘れ物をしてる気がしてやってきたけど、やっと最後に行くと決めてきたボクシングに行こうと思います。めいいっぱい自分の大好きな打撃だけやります。まだ何も決まってないけど自分らしく戦い続けます! これからの人生にわくわくが止まらないです」と、MMAは引退して以前から決めていたボクシングに転向することを表明。

「少しゆっくりして早くボクシングしたい!」と、休暇を挟んでボクシング転向の準備をしたいと締めくくった。

 赤林檎は日本拳法をバックボーンに持ち、キックボクシングの試合経験もあり長いリーチから繰り出す打撃を武器とする。2018年8月『DEEP』に初参戦し、渡辺華奈に敗れるも序盤に強烈な右ストレートをヒットさせてあわやの場面を作り出した。その後はDEEP JEWELSを中心に活躍し、ジェット・イズミ、アミバ、山口さゆり相手に3連勝。2019年9月大会では杉山しずかに挑み、熱闘を展開したが最後は腕十字で敗れた。


 12月の大阪大会ではパク・シユンのテイクダウンを防ぎながらカウンターを当て、判定勝ちで再起を飾る。1月中旬からは単身フィリピンへ渡ってボクシングジムやMMAジム、インドネシアではシラット(インドネシアの武術)の道場などで武者修行を積んで今回のタイトル戦に臨んだ。

 長い手足にすらりとした体型で、計量時は大胆なビキニを着用するなどして男性ファンからの人気も高かった。近年のDEEP JEWELSの主力選手だっただけに惜しまれる引退となった。

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