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2020年9月20日(日)「GRACHAN45」(大田区産業プラザPIO)大会にて、ウェルター級とバンタム級のダブルタイトルマッチが行われることが7月27日、発表された。
▼GRANDウェルター級タイトルマッチ 5分3R+延長1R
桜井隆多(GRANDウェルター級王者/ R-BLOOD)
長岡弘樹(挑戦者/総合格闘技道場DOBUITA)
桜井は2019年12月、格闘技人生の全てを賭け、初代王者ロクク・ダリに挑戦。腕十字による逆転の一本勝ちでタイトルを奪取した。2019年3月には間宮晃仁にも判定勝ちするなど、48歳ながら2連勝中と気を吐いている。
対する挑戦者・長岡は「負けたら引退」の覚悟を持ち、竹川光一郎、石川史俊、ウィル・チョープ相手に3連勝中。前戦2019年12月には元UFCファイターのチョープを相手に泥臭い戦いながらも判定で勝利を収めている。
ともにテイクダウンを得意とし、折れないハートを持つ両者。勝利の行方は!?
▼GRACHANライト級 5分2R
植田 豊(リバーサルジム新宿 MeWe)
小谷直之(ロデオスタイル)
植田は昨年末、山本琢也とのライト級タイトルマッチで2R TKO負けしたものの、2020年3月に岸本篤史に2R リアネイキドチョークで一本勝ちして復活。再度ベルトを狙う。
対する小谷は、PRIDE・UFCと世界で戦って来たMMA36勝17敗7分のレジェンドファイター。GRACHANのMMAには、2018年7月の間宮晃戦でのTKO勝ち以来、2年2カ月ぶりの参戦となる。
修斗では2018年11月にキャプテン☆アフリカにリアネイキドチョークで一本勝ちも、2019年5月の前戦では松本光史相手に4R TKO負け。さらに、2019年10月の「GRACHAN 41」ではグラップリングルールで山田崇太郎にヒザ十字で敗れているだけに、今回の植田戦では是が非でも白星が欲しいところだろう。
数々のトップファイターとしのぎを削って来た小谷相手に、植田の実力が問われる試合となる。混戦のライト級結末は如何に!?
▼GRACHANバンタム級王座決定戦 5分3R
伊藤空也(BRAVE)
獅庵(パラエストラ大阪)
23歳の伊藤は長野県から上京し、強さを求める為にBRAVEの門を叩いた。Wardog Cage FightからGRACHANを主戦場に国内6連勝でタイトルマッチまで駆け上がった。2020年3月の前戦では、グアムで行われた「Brawl」でキム・サンウォンにパウンドでTKO負けを喫しており、今回が再起戦にして王座決定戦の機会を得たことになる。
対する獅庵は、DEEP、PANCRASEと渡り歩き、バンタム級に階級を上げてGRACHANに参戦。2019年12月の坂巻魁斗戦では坂巻の左目負傷によりTKO勝ちとなり、今回のバンタム級王座戦に抜擢された。他団体から参戦してきた伊藤と獅庵、ベルトはどちらの腰に巻かれるか。
▼GRACHANライト級 5分2R
鈴木一史(リバーサルジム新宿 MeWe/第3代WARDOGライト級王者)
岸本篤史(BRAVE)
鈴木はレスリング・柔術をベースに現在6連勝中。2017年10月と2018年3月には「GRANDSLAM」にも参戦しており、判定で競り勝つ粘り強さを見せている。今回は混戦のGRACHANライト級戦線にWARDOGライト級王者(2019年7月に玉木壽成に判定勝ちで戴冠)として凱旋する。
対する岸本は、アマチュアボクシングで高校3年時にインターハイミドル級で3位に入賞し、平成国際大学時代に国体青年ミドル級で準優勝の実績を持つストライカー。2019年12月の「DEEP 93 IMPACT」にて強豪キ・ウォンビン(LADIATORライト級王者)を、1R0分44秒 鮮烈KOで下したが、3月大会で植田豊にリアネイキドチョークで一本負け。組み技・寝技の弱点強化に励み、再起をはかる。
▼GRACHANフェザー級 5分2R
拓MAX(TEAM HAMBOLT/第3代WARDOGフェザー級王者)
小島勝志(STYLE PLUS GYM)
毎大会会場を沸かす拓MAX。2020年1月26日、大阪で行われた「WARDOG CAGE FIGHT24 x GRACHAN43」にてたかつぐを判定で破り、WARDOGフェザー級王座戴冠。今回のGRACHANに再参戦が決まった。
対する小島は、長いリーチ・強力な打撃を武器とするフェザー級期待の選手。PANCRASEでは2勝3敗と苦しんだが、2018年10月のアング・シン戦、2019年6月の浅倉秀和戦、10月の松田真吾戦と3連勝を飾っている。アグレッシブなファイトスタイルの両者なだけに、激しい試合内容が期待される。
▼GRACHANウェルター級 5分2R
竹川光一郎(和術慧舟會トイカツ道場)
川中孝浩(BRAVE)
竹川は、日本拳法をベースに長いリーチ、打撃戦を得意とするが、柔術も紫帯の腕前。PANCRASEでは太田純一にTKO勝ちも、GRACHANでのここ2試合は連敗中だ。オールラウンダーな強さを発揮できるか。
対する川中は、2010年のDEEPフューチャーキングトーナメントミドル級で優勝。2011年にプロデビューし、MMA15勝7敗と大きく勝ち越している。潜在能力は確かなものの怪我により長く勝利から遠ざかっており、勝利して復活の狼煙を上げたいところ。得意のがぶりからのチョークが炸裂するか。
▼GRACHAN バンタム級 5分2R
高橋謙斗(BRAVE)
今村 豊(宇留野道場)
高橋は、アマチュア時代からフロント系チョークで一本勝ちするなど、BRAVEジムイチオシという期待の選手。前試合はベテラン阿仁鬼との対戦で無効試合となったが、試合で学び、そして新たな課題も見つけ今試合に挑む。
対する今村は、GRACHANchallenge(本戦に上がる為の登竜門)に何度も挑戦し、念願の本戦に上がるも良い結果に恵まれず、地元大阪のイベントWardog Cage Fightで更なる経験を積んできた選手。2019年のWardogバンタム級トーナメントでは準優勝となり、GRACHANに再度チャレンジする形となった。2020年1月大会では新垣勇人にTKO負けを喫しており、GRACHANで再起を飾れるか。
勝利するのは若手のホープ高橋か? それとも苦労人の今村か?
▼GRACHANフライ級 5分2R
石綱テツオ(ISHITUNA MMA GYM)
宮内拓海(TMC道場)
中国で試合経験を積んでいる石綱と、GRACHANchallengeから本戦へ上がり着実に実力を付けている宮内の対戦。今後のフライ級戦線に踏み出すのはどちらだ?
▼GRACHANライト級 5分2R
阿仁鬼(ススキノマルス)
藤村健悟(フリー)
日本現役最年長ファイター阿仁鬼52歳、藤村健悟19歳。歳の差33歳対決となった。GRACHANの門番、阿仁鬼は若手の壁となるか? それとも、藤村が壁を超えるのか!?
【開催名】GRACHAN45
【日 時】2020年9月20日(日)開場12:30 開始13:00
【会 場】大田区産業プラザPIO