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レポート

【Bellator】元UFCのペティスがバンデハス下す、ジャクソンが2連勝

2020/07/25 05:07
【Bellator】元UFCのペティスがバンデハス下す、ジャクソンが2連勝

(C)Bellator

 2020年7月24日(日本時間25日)、Bellatorが米国コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで「Bellator 242:Bandejas vs. Pettis」を開催した。試合は無観客で行われた。

 Bellatorは3月13日に同会場で「Bellator 241:Pitbull vs. Carvalho」を無観客で開催することをいったん発表しながら直前にキャンセル。以降、5月9日のサンノゼ「Bellator 242:Bader vs. Nemkov」、5月16日のロンドン「Bellator London:Gallagher vs. Ellenor」、5月29日のテメキュラ「Bellator 243:Carmouche vs. Bohm」、6月6日のシカゴ「Bellator 244:Chandler vs. Henderson 2」の5大会を延期としていた。

 大会再開9日前の緊急発表となった「Bellator 242」では、メインカード4試合とプレリミナリー3試合の計7試合が行われた。

 メインイベントはバンタム級のリッキー・バンデハスvs.セルジオ・ペティス。

 元UFCフライ級1位のペティスは、2019年9月のタイソン・ナム戦での判定勝利後、UFCを離脱し、Bellatorに移籍。2020年1月の初戦は同じBellatorデビュー戦のアルフレッド・キャシューキャンを相手に、右で倒してギロチンを極めてBellator初陣を飾っている。

 対するバンデハスは、2019年1月にファン・アルチュレタに判定負け、6月にパトリック・ミックスのリアネイキドチョークに一本負けを喫するも以降、2連勝中。2018年8月にはジェームズ・ギャラガーにハイキックからのパウンドで1R KO勝ちの実績も誇る。

 1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力をかけるのはセルジオ・ペティス。金網に詰め右ストレートをヒットさせる。さらに前足に右ロー! 左の二段蹴りも見せる。バンデハスもワイドスタンスのペティスに右ローを当てると前へ。ペティスの蹴りにバンデハスは効いたか蹴り足を取りに行こうとする。

 右を振ってシングルレッグに入ったバンデハスは、長い手で奥足も掴んでダブルレッグに切り替えテイクダウン。サイドを奪うが、足を効かせるペティスに体を離すと、ペティスは後転して立ち上がりゴング。

 2R、長い右ローから入るバンデハス。さらに2ステップの右ストレート。ブロックするペティスは圧力をかけて右ストート、右ロー。バンデハスもジャブのダブル、右跳びヒザでペティスを下がらせる。ペティスの右ローを掴んで右ストレートはバンデハス。さらに右を振って小外がけでテイクダウン狙いもペティスは倒れず、ペティスは頭をギロチンに抱えると、バンデハスはシングルレッグからバタフライガード。そこからすぐに立ち上がる。右ローを当てるペティス。そこにカウンターのパンチを狙うバンデハス。

 3R、右ローを当て、廻し蹴りで詰めるペティス。さらにワンツーの真っすぐで中央を突く。しかしバンデハスも大きな右を振る。逆ワンツーで右から左を振るペティス。さらに右から左。ステップバックしてかわすバンデハスだが、右ローを受ける。その蹴り足を掴んで右アッパーを突くバンデハス。ペティスは左ジャブ、右ロー、右の後ろ廻し蹴りのコンビネーション。回転して飛び込んでくるペティスをバンデハスは金網づたいに避けて回ると、お返しのバックキックを腹に。さらに右の後ろ廻し蹴りを今度は高い打点で打つ。ペティスはブロック。互いに後ろ廻し蹴りが交錯し、ゴング。

 判定は3-0(30-27×3)でペティスが勝利。Bellatorで2連勝。UFCから3連勝とした。

 また、コ・メインのウェルター級戦では、ジェイソン・ジャクソンvs.ジョーダン・メインが行われ、2019年12月にストラッサー起一を判定で下しているジャクソンがメインも攻略。判定3-0で勝利し、戦績を12勝4敗としている。

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