感染対策を施して行われた5月31日のプロ修斗。8月1日大会ではさらにそれを推し進める。(C)SUSUMU NAGAO/SUSTAIN
2020年8月1日(土)に後楽園ホールで開催される「プロフェッショナル修斗公式戦」で、全出場選手、各選手チーフセコンド、ケージサイドスタッフ全員が大会前にPCR検査を実施する事が発表された。
今回の検査は株式会社AbemaTV協力のもと、検査費用は主催のサステインが負担する。また、取材者も各媒体実費負担で、同様のPCR検査が可能となり、同検査で陰性が確認された取材者のみ、ケージサイドでの撮影とインタビュースペースへの入室が許可される。
主催のサステインは、「今大会でのPCR検査実施を機会に修斗では今後も更に新型コロナウイルス対策を考え大会を開催していく所存です。格闘技業界に於ける新型コロナウイルスへの対策意識を我々と共有し、取材して頂ければ幸いです」と記している。
【写真】5月31日のプロ修斗セミファイナル・ライト級で、西浦ウィッキー聡生を判定で下したSASUKE。8月大会でも新たに頭角を現す選手が出てくるか。
PCR検査は、ウイルスの遺伝子を増やして検出する検査で比較的感度がよく、陽性の見落としが少ないとされている。PCR検査は3月6日から医療保険が適用されているが、厚生労働省は秋以降、インフルエンザ感染者の増加も想定し、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの感染を同時に判定できるPCR検査も保険適用することを発表している。
そのほか「抗原検査」は「PCR検査と比較して検出に一定以上のウイルス量が必要」(厚生労働省)とされ、「抗体検査」は「WHOは抗体検査について、診断を目的として単独で用いることは推奨されず、疫学調査等で活用できる可能性を示唆している」(同)としている。