K-1王者の武居由樹、江川優生、シナ・カリミアンら多くの王者を擁するパワーオブドリームの新鋭・中野
2020年7月21日(火)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.115』の一夜明け会見が、22日(水)都内で行われた。
セミファイナル(第8試合)のスーパー・ライト級戦で、瑠久(K-1 GYM横浜infinity)を1R2分20秒、KOに仕留めた中野滉太(POWER OF DREAM)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日は自分にとって完璧なKOだったと思っています。よかったです」と中野。「映像で何回か見たけれど、最後の左フックは試合の時より映像で見た時の方がきれいに当たったのが分かりました。あれも作戦だったので当たって良かったです」と、会心のKOに満足そう。
「瑠久選手とは試合が決まった時から時間が空いて戦略がしっかりしてきたし、当たれば倒れるパンチを自分は持っていると思うので、それと作戦がばっちりハマったという感じでした」と、4月から延期になっていたためじっくりと戦略が練れたことが勝因だったと話す。
「良かったと思うのは試合で倒せたフックも練習していたところですし、会長に言われた通りにできたことです。悪かったところは、もっといろいろな技を出せたらと思いました」と、さらに技を出したかったという。
試合後のマイクでは「そろそろタイトルマッチかなと思っています」と控えめにタイトル挑戦をアピールしたが、「タイトルマッチも目標ですが、一戦一戦目の前にある試合を大切にして。そうすれば道も開けると思うので、組まれた試合を一戦一戦クリアーしていくだけです」と、地道に実績を積み重ねていきたいとした。
タイトルマッチをどれくらいの時期までに実現させたいかと聞かれても「時期とかは分かりませんが、自分の試合を一試合一試合勝利すれば認められると思っています」とあくまでも謙虚。
そして「これからトップ選手と戦っていくことになると思うので、誰と戦っても勝てるように精進していきます。これからもっともっと頑張って上を目指していくのでこれからもよろしくお願いします」と言葉を結んだ。