(C)ONE Championship
2020年7月31日(金)にタイ・バンコクで開かれるONE Championshipの無観客大会「ONE:NO SURRENDER」に、現ONE女子ムエタイアトム級世界王者のスタンプ・フェアテックス(タイ)のMMAルールでの参戦が正式に発表された。
2020年2月のシンガポール大会で、ONEアトム級(52.2kg)キックボクシングルールで、日系米国人のジャネット・トッドにスプリット判定で敗れ、キック王座から陥落したスタンプは5カ月ぶりの再起戦。2020年1月大会以来、約半年ぶりにMMAルールでタイのスニーサ・スリセンと戦う。
ONEから発表されたコメントでスタンプは、「本格的なトレーニングに戻るのは気分がいいし、もちろん、新型コロナウイルスのパンデミックのために数カ月間休んでいましたが、再び戦えることを嬉しく思っています。対戦相手とリングに上がるのが楽しみです」と、再起戦へ意気込みを語っている。
対戦相手のスニーサ・スリセンは19歳。タイのMMA大会「FMD」に参戦し、3戦3勝。オーソドックス構えで右ミドルが強く、身長155cmの低い重心で腰は強く。首相撲から見事な首投げ、大外刈、さらにパワフルなダブルレッグも決めているが、これまでスタンプが戦ってきた相手とは実力差があるのは明白だ。
スリセンについてスタンプは、「彼女のスタイルはこれまでの試合から研究してきました。彼女は強くて、スピードもある。この試合で何ができるか見てみたいです。挑戦する価値のある試合になることは間違いない。私も前回の試合からかなり上達しました。応援してくれているファンの皆さんに感謝したいです」と、パートナーとして付き合いのあるロッタン・ジットムアンノンとのMMAトレーニングの成果を見せたいとした。
対するサニサ・スリセンは「ONEでスタンプ・フェアテックスのようなスーパースターに挑戦することは、私にとって大きな挑戦だと分かっています。アンダードックとしてこの試合に臨むことを知っています。世界中の誰もが、スタンプが私に勝つことを期待しているでしょう。しかし、覚悟はできています。アウェイでの試合になることを覚悟していまし、アップセットも覚悟しています。この機会を与えてくれたことに感謝します。ベストを尽くします」と、番狂わせを予告している。
日本の平田樹との対戦も期待されるスタンプは、復帰戦でどんな試合を見せるか。半年ぶりにオープンフィンガーグローブを着けたスタンプの勝利の舞いは、バンコクで見られるか。
【大会予定】
※開催国は7月14日時点で非公開。各大会は一般非公開・無観客大会として行われ、生配信&録画試合を中継する「ONE Dark Series」の配信も含め、世界に配信される。
8月14日(金)
8月21日(金)
8月28日(金)
9月11日(金)
9月18日(金)
9月25日(金)
10月9日(金)
10月16日(金)
10月30日(金)