MMA
インタビュー

【RIZIN】朝倉未来の首を狙う日本の世界王者たち、斎藤裕「試合をする以上は比べられる」、摩嶋一整「自分の参戦でフェザー級が面白くなる」

2020/07/13 09:07
 2020年8月9日(日)と10日(月・祝)に横浜・ぴあアリーナMMで開催される『RIZIN.22』と『RIZIN.23』で、初参戦の注目選手のカードが発表されている。  フェザー級相当の66kg契約で、斎藤裕(パラエストラ小岩)vs.摩嶋一整(毛利道場)、関鉄矢(SONIC SQUAD)vs.内村洋次郎(イングラム)が発表。  バンタム級相当の61.0kg契約で、井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)vs.渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)、元谷友貴(フリー)vs.魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)、またバンタム級とフライ級(57kg)の中間である59.0kg契約で、伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)vs.神龍誠(フリー)が発表された。  両階級が注目されるのは、フェザー級では、噂されるGPに向け、RIZINで中心にいる朝倉未来(トライフォース赤坂)の首を狙う選手が誰になるのか。  そして、8月10日大会のメインで朝倉海(トライフォース赤坂)vs.扇久保博正(パラエストラ松戸)により王者が決まるバンタム級で次の挑戦者候補が誰になるのかということにある。  新型コロナウイルスの影響で、日本人選手の海外での試合機会が減少し、海外選手が日本に入国出来ない状況のなか、必然的に日本人対決が組まれることになり、これまで実現しなかった日本人王者クラスの参戦も見られるようになっている。  なかでもONE Championshipと提携中の修斗から、現役修斗世界フェザー級王者の斎藤裕(32)のRIZIN参戦は、格闘技ファンを驚かせた。しかも対戦相手は、12連勝中のRebel FCフェザー級王者で青木真也らトップファイターからの評価も高い摩嶋一整(28)だ。UFCを目指していた真嶋のRIZIN参戦も、新型コロナウイルスの影響と無縁ではないだろう。 ◆RIZIN.23(8月10日)▼66.0kg RIZIN MMAルール 5分3R斎藤 裕(パラエストラ小岩)摩嶋一整(毛利道場)  秋田県能代市出身の斎藤は、2016年1月に中村ジュニアを破り第10代修斗世界フェザー級王座獲得。その後、宇野薫、ドレックス・ザンボアンガ、リオン武、マーカス・ヘルドらに勝利し、2019年9月の前戦では、高谷裕之を1R 77秒でKOに下している(※この試合後、高谷は引退)。「打・倒・極」が融合したMMAを持ち味とする斎藤が、フェザー級で国内トップの実力の持ち主であることは疑いようがない。  RIZIN参戦会見で斎藤は、「第10代修斗世界フェザー級チャンピオンの斎藤裕です。今回RIZINに参戦するにあたりまして、修斗の坂本(一弘)代表に送り出していただけたことを感謝申し上げます。今回初参戦なんですが、とにかくインパクトを求められると思っています。良い勝ち方をして、他の階級に負けないくらいフェザー級を盛り上げていきたいと思いますので応援よろしくお願いします」と、RIZINフェザー級戦線を牽引する構えがあることを語っている。  対する摩嶋一整は、山口県の毛利道場所属。高校の柔道部時代にはインターハイ、国体に出場し、2013年、21歳でプロデビュー。2015年の修斗新人王決定トーナメントライト級(-65kg)で優勝し、2018年には、「Rebel FC 7」のフェザー級タイトルマッチで王者のホドルフォ・マルケスと対戦し、2Rにリアネイキドチョークで一本勝ち。王座獲得に成功した。2019年5月にはPANCRASEで元UFCの田村一聖に肩固めで一本勝ちしている。  会見を欠席し、コメントを発表した摩嶋は、「まずは、新型コロナウイルスによる苦しい状況の中、戦える舞台を用意していただけることに感謝します。RIZINには初参戦になりますが、自分が参戦することによって、フェザー級の戦いが面白くなるんじゃないかなと思っています。地元山口県の皆さんにも応援していただき、一緒に盛り上げたいです」と、フェザー級のジョーカー的存在になる自信を語り、対戦相手の斎藤裕について、「修斗のチャンピオンだけあって当然強いと思います。初戦で国内のトップクラスの選手と戦えることが楽しみだし、斎藤選手を倒せば、自分の実力をRIZINファンの皆さんに示すことができると思います。そして地方に、毛利道場という強いジムがあることも知ってもらいたいです」と、仕事をしながら地方からでも強くなれることを証明したい思いを記している。  本誌では、RIZIN参戦を決めた斎藤にあらためて、話を聞いた。 ──2019年10月のONE日本大会で王者対決が決まらず、9月の前戦で高谷裕之選手をKOに下して以降、コロナ禍もありさまざまな葛藤があったかと思います。今回、RIIZN参戦を決めたのは、修斗王者としてフェザー級GPを見据えてのことだったのでしょうか。 「フェザー級GPについては海外から選手を招聘できない状況にあるため何とも言えないですが、日本人フェザー級選手も含め、開催されるのであれば興味はあります。強豪が集まるGPで勝てば、選手としても王者としても実力を示せるチャンスになると思っています」──その「興味」のなかには、RIZINフェザー級の中心にいる朝倉未来選手の存在もあったのでしょうか。 「そうですね……RIZINでの実績やYouTubeでの活動も含めて、彼の実力だと思います。朝倉選手がRIZINフェザー級で試合をしてから、この階級に流れが出来たということはありますし、フェザー級で試合をする以上は、比べられる。僕が勝ち続けて機運が高まったら、自然と(対戦の)流れが出来るでしょうね」 ──今回の対戦相手の摩嶋一整選手は、ホドルフォ・マルケス戦の勝利のみならず、元UFCの田村一聖選手に肩固めで一本勝ちするなど隠れた実力者として知られています。どんな印象を持っていますか。 「そこまで過去の試合映像を見たわけではありませんが、印象としては、一本勝ちが多いグラップラーで、押し込みからのテイクダウンが強い印象があります。ただ、過去に何回か計量失敗をしていることが気になります。今回はRIZINという最高の舞台ですので、契約体重で試合できることを願います」  2016年12月、2018年7月の2大会で体重超過している摩嶋を早くもけん制した斎藤。それだけ摩嶋を警戒し、今回のRIZINデビューに賭けているのだろう。会見後には、「8月10日のRIZIN.23に参戦します。ここから1カ月は自分が想像もしていないことが起きるのを覚悟して、試合まで必死に生きていきます! 初参戦の1試合目が勝負と思っております。見ている人を熱狂させるような試合をしますので、たくさんの方々に見ていただきたいです」と意気込みをSNSに記している。  7月9日の会見では、フェザー級でもう一つのカードも発表されている。 ◆RIZIN.22(8月9日)▼66.0kg 5分3R(※ヒジ有り)関 鉄矢(SONIC SQUAD)内村洋次郎(イングラム)  第4代ZSTフェザー級王者の関鉄矢は、横浜出身で元UFCファイターの水垣偉弥の後輩。2019年は1月大会でPANCRASE、DEEPで活躍する鈴木琢仁を3R TKOに下し、8月の浜松ヤマト戦でも判定勝ち。2018年8月に豪州RIZE元王者カラム・ルイスにドロー判定以外は2016年11月から8勝1分と負け無しだ。 “ハマのアイアンアロー”のニックネーム通り、175cmの長身を活かした打撃を武器としており、地元・横浜でのRIZINデビューに向け、「ZSTから来ました、SONIC SQUAD所属の関鉄矢です。再出発ということなので、つまらなかった時期を切り拓くのに相応しい試合をして、爆発的なスタートを切れればいいなと思っています」と意気込みを語っている。  対する内村洋次郎は、キャリア15年を誇るベテラン。17勝のうち12勝がKO勝利というストライカーで、MMAファイターとして活躍する一方で、Krushやシュートボクシング、RISEなどで立ち技競技にも挑戦している。  直近の試合は2020年2月にPANCRASEで行われた堀江圭功戦。UFC帰りの堀江を相手にパンチ、ヒジ・ヒザ、得意の左ハイとあらゆる打撃を振るい、流血に追い込むなど攻め立てたが、惜しくも判定で敗れている。2007年には初代ZSTウェルター級王者にも輝いており、今回の関との試合は、“新旧ZST王者対決”ともいえる。  RIZIN参戦に向け、内村は「『これがRIZINだよ』『これが内村だよ』という試合をして勝ちます」とのコメントを残している。  そのほか日本のフェザー級では、元ONE王者で当初は4月大会で朝倉未来と対戦が予定されていた朴光哲(KRAZY BEE)をはじめ、PANCRASE王者ISAO(NEVER QUIT)、2016年5月から8連勝中のDEEP王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)、2009年5月から11年間無敗のGRACHAN二階級王者の阪本洋平(T-BLOOD)、元DEEPフェザー級王者の芦田崇宏(BRAVE)、MMA転向を表明している平本蓮(フリー)らが控えており、KSW元フェザ―級王者で日本在住のクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)もRIZIN参戦を希望しているという。そして2019年2月のUFC以来、試合を行っていない石原夜叉坊(TAM)はどうなるか。  海外勢では、2月大会でヴガール・ケラモフがカイル・アグォンに判定勝ち。さらにRIZINと良好な関係を結ぶBellatorではフェザー級GPを開催中だが、UFCと異なり、現時点では大会を再開しておらず、GPは準々決勝で止まっている状況だ。  そんななか、上記の日本人選手たちはどんな選択をしていくか。そして朝倉未来が彼らと対戦したら、どんな試合になるのか。発売中の『ゴング格闘技』NO.308では、「どこまで戦えるのか !? 朝倉未来と世界のフェザー級王者たち」と題して大沢ケンジ、鈴木秀明、吉鷹弘ら識者が大予想を行っており、必読だ。まずは、RIZINでの修斗、Rebel FC、ZST王者たちの競演に注目したい。 [nextpage] 「黄金のバンタム」で朝倉海と扇久保博正に続くのは?  また、世界的に“黄金のバンタム”と呼ばれるなど強豪選手がひしめくMMAバンタム級では、61.0kg契約で井上直樹と渡部修斗が対戦する。 ◆RIZIN.22(8月9日)▼61.0kg 5分3R ※ヒジあり井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)  2020年2月の「RIZIN.21」で、ムエタイとMMAの二刀流ファイター トレント・ガーダムに判定3-0で競り勝った井上は、姉・魅津希と共にニューヨークを練習拠点としていたが、今回の試合に合わせて帰国。現在は水垣偉弥と練習を積んでいる。  RIZINでの2勝目に向け、「ニューヨークから3カ月ぶりにRIZINのために帰ってきましたセラ・ロンゴ・ファイトチームの井上直樹です。ニューヨークでは、外に買い物行く以外は自宅待機という感じで、練習も家の中でやるしかない状況でした。日本に帰ってきて、緊急事態宣言で制限されていましたが、今は全然出来ているのでチャンスだなという感じです」と、帰国の判断が奏功したことを語り、「今回RIZINを開催してくださった関係者の方にとても感謝しています。そして今、コロナや九州の大雨で苦しんでいる人たちに少しでも勇気を与えられるような試合をしたいと思います」と意気込みを語っている。  対する渡部修斗はRIZIN初参戦。修斗初代ウェルター級王者の渡部優一氏を父に持ち、PANCRASE、ZSTで活躍。2018年12月にはFighting NEXUS初代バンタム級王座決定トーナメントを制し、ベルトを巻いた。2019年6月と9月にDEEPに参戦し、小林博幸をチョークで「極め、倉信洋一郎に判定勝ちしている。前戦は2019年11月の「Fighting NEXUS vol. 18」。咲間”不良先輩”ヒロトに1R、リアネイキドチョークで一本勝ちしている。分かっていても極まるそのチョークを、渡部は“マジカルチョーク”と呼ぶ。  会見で渡部は、「初代Fighting NEXUSバンタム級チャンピオンの渡部修斗です。対戦相手の井上選手は凄く強い相手ですが、自分には“マジカルチョーク”があるのでしっかり極めて勝って、自分の実力をRIZINのリングで証明したいと思っています。そして帰りに、横浜の美味しいスイーツを食べて帰りたいと思います」と、同じくチョークが得意技のひとつである井上に対し、チョーク合戦での勝利を予告。試合後の“スイーツグラップラー”としての活動もアピールしている。 ◆RIZIN.23(8月10日)▼61.0kg 5分3R ※ヒジあり元谷友貴(フリー)魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)  プロデビューから僅か1年、22歳の時にDEEPフライ級の頂点に立った元谷は、和田竜光との2度の死闘(1勝1敗)を経て、2016年10月にバンタム級転向。2016年12月にはRIZIN初参戦でアラン・ナシメントにスプリット判定勝ち。17年4月の「RIZIN.5」で堀口恭司に敗れるも判定まで持ち込んでいる。その後、ムン・ジェフン、祖根寿麻、釜谷真、ジャスティン・スコッギンスを相手に4連続フィニッシュ勝利、5連勝を飾っている。  2019年は、3月のDEEPでビクター・ヘンリ―にスプリット判定負け、7月のRIZIN.17で扇久保博正にスプリット判定負けと接戦を落としており、大晦日の「RIZIN.20」ではBellator対抗戦でパトリック・ミックスのギロチンチョークにタップアウトと厳しい戦績に。  しかし、2020年第1戦目となった3月のDEEPでは実力者・大塚隆史に判定勝利を収め、連敗から脱出を遂げている。国内外の強豪を相手に戦ってきた元谷は会見で、「今回の対戦相手はちょっと美味しいかは分からないですけど」と魚井フルスイングをとらえながらも、「良い勝ち方して自分の存在を出していければ良いかなと思います。頑張ります」と意気込みを語った。  対する魚井は、RIZIN2戦目。“フルスイング”の打撃を武器に、2016年2月から驚異の8連勝。2017年10月に論田愛空隆とドロー後、祖根寿麻、根津優太に判定負けで2連敗を喫するが、土屋大喜、藤井伸樹、加藤ケンジを相手に3連勝(2KO)。RIZINデビュー戦となった2019年6月の「RIZIN.16」では強打者カナ・ハヤットとの打撃戦を制し、地元神戸で凱旋勝利を決めている。  その後、修斗で2019年9月に田丸匠にスプリット判定負け、2020年1月の手塚基伸戦では、手塚のシングルレッグに前のめりに左腕をマットに着いた魚井が左ヒジを負傷しTKO負け。その光景がニュースになるなど、悔しい2連敗の最中にいる。  会見にバットを持ち込んだ魚井は、「自分の最近の試合は何試合か結果が出ていなくて、面白い負け方もしてるんですけど、今回オファーを貰って、なんでこの舞台で、このタイミングで元谷選手と試合をやらせてもらえるんだろうと、自分自身ずっと練習しながら考えていて、まだちょっとその答えが出ていない形です」と戸惑いを隠さず。  しかし、「ここから8月10日まで1カ月間で答えを見つけて、元谷選手と見に来てくれるお客さんの前に立てるようにしっかりやってていきますので、自分の試合を是非、見てください。盛り上げます」と再起を誓っている。 ◆RIZIN.23(8月10日)▼59.0kg 5分3R ※ヒジあり伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)神龍 誠(フリー)  59kg契約では、伊藤盛一郎と神龍誠が激突。  2016年11月の「GRANDSLAM 5」での内藤頌貴戦の逆転勝利でRIZIN出場権を得た伊藤は、2017年4月に地元・横浜で開催された「RIZIN.5」で才賀紀左衛門に判定勝利。19年4月の「RIZIN.15」では58kg契約でマネル・ケイプと対戦。2Rにケイプの左ボディでTKO負けを喫している。MMA12勝中、7つの一本勝ちをマークするなど組みの強さに定評があるが、打撃の進化をどこまで見せられるか。  会見で伊藤は、「第3代ZSTフライ級王者、リバーサルジム横浜グランドスラムの伊藤盛一郎です。自分が今までZSTでやってきたことを出せば、必ず良い結果に繋がると思うので、当日はみんな瞬きする暇もないくらい動いて、自分が一番目立つ勝ち方で勝利を飾ろうかなと思います」と軽量級らしい俊敏な動きを予告。さらに、「(RIZINの)2週間前にZSTのGTFの方でも試合をするのですが、どちらも自分のZSTスタイルを見せられる試合にしようと思うのでよろしくお願いします」と、7月26日のグラップリングスーパーファイト(vs橋本圭右)もアピールした。  対する神龍誠は、アマチュアレスリングをベースにMMA10勝1敗1分。唯一の黒星は、2018年4月に現在ONEで活躍中の和田竜光に判定負けしたもので、以降、中山ハルキ、島袋チカラ、柴田“MONKEY”有哉、中村優作相手に4連勝を飾っている。那須川天心との練習で打撃を強化し、柴田戦の判定勝利でDEEP史上最年少となる18歳での王者となった神龍も7月で20歳になった。  会見では、「年末(2019年12月29日「BELLATOR JAPAN」で中村優作に判定勝利)に引き続き呼んでもらえてとても光栄に思います。そして対戦相手の伊藤選手、僕の“噛ませ”になってくれてありがとうございます。当日はありがたく、キャリア初一本、KO勝ちして勝利を飾りたいと思います」とフィニッシュしての必勝を宣言。「あと、僕の新必殺技『ウルトラジャンピング踏みつけ』が待っているので、足の甲を鍛えておいてください」と、新たな技も予告している。  新たな契約選手の参戦に榊原信行CEOは、「思い出作りの1回で終わってもしょうがない。RIZINに自分のポジションをしっかり作ることができるか。ステップアップの機会にしてほしい。記録ではなく記憶に残る試合にしてほしい」と期待を寄せている。  8月9日(日)と10日(月・祝)、どんな選手が一歩抜け出すか。コロナ禍をチャンスに変えるファイターの登場に注目だ。
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