自身のYouTubeチャンネルだけに、マスコミ用のインタビュー中とは違うリラックスした笑顔を見せる那須川(那須川天心チャンネルより)
2020年7月12日(日)にRISE初のテレビマッチ(無観客大会)として開催された『RISE on ABEMA』。そのメインイベントで、SB日本フェザー級1位・笠原友希(シーザージム)に1R1分30秒でKO勝ちした那須川天心(TARGET/Cygames)。
那須川は自身のYouTubeチャンネル『那須川天心チャンネル」でYouTuberとしても活動中だが、今回の試合後には試合直後に撮ったインタビューが当日公開された。
(C)RISE
笑顔が絶えないにこやかな表情で、リラックスして試合を振り返る那須川。「最初に対峙した時に、いろいろな穴はあるなっていうのを15~20秒くらいで。45秒以内に分析できる~って感じで。本当に1分以内で分かるんです。僕がいつも通りに(左)ストレートをやったんですよ。そうしたらそれに被せてきたので、これはストレートを相当警戒しているんだなって分かったんです」と、最初の1分で相手のことが分析できたという。
(C)RISE
「僕は左が得意なので、そこをみんな狙って来るんですよ。そこも怖がりますし。でも、練習していた右ですね。(右フックは)自然です。試合中は何も考えてないです。考えている時間がもったいないというか、無駄というか。練習で考えるんです。1回目はこっち(左)だったので、こっちを警戒すると思ったので次は前へ出てきたところで下がりながら右(フック)。3回目は打ってきたところに(右フック)。いろいろなパターンを見せられましたね」と、3回のダウンについても詳細を明かした。
また、「どんなに相手がフラフラ、どんなに相手がヨレヨレでも絶対に気を抜かない。それが格闘技で一番大事なことです」と、ダウンを奪っても決して油断はしないという話も。
(C)RISE
さらにリング上で笠原とかわした会話についても明かした。
(C)RISE
「君は強くなるよって言いました。君は格闘家だよ、その気持ちを忘れずにって。で、いつでも練習に来なよって。応募してくる勇気が凄いですよ。19歳ですよ。伸びる選手ってどこかで勝負しないといけないんです。一定じゃなく、どこかで人生が変わる一戦があるんです。今日の笠原選手の負けは無駄じゃないというか、格闘技を続けていくうえでいい経験だったと思います。同じリングに立ったということで、彼の勝ちだと思います」と、試合前にも語ったように自身がメイウェザーと戦った時の姿と笠原を重ね合わせていた。