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【PANCRASE】ISAOと対戦するアキラ「淡々としたISAO選手を凶暴な獣になってかき乱す」

2020/07/11 07:07
【PANCRASE】ISAOと対戦するアキラ「淡々としたISAO選手を凶暴な獣になってかき乱す」

(C)ゴング格闘技

 2020年7月24日(金・祝)東京・新木場スタジオコーストで開催される「Owltech presents PANCRASE 316」にて、フェザー級・5分3Rで、現フェザー級王者のISAO(NEVER QUIT)と、ライト級5位のアキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&mosh)がノンタイトルで対戦する。

▼フェザー級 5分3R
ISAO(NEVER QUIT)第8代K.O.P. 25勝5敗
アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&mosh)13勝8敗3分

 2014年にPANCRASEのライト級王座を返上したISAOは、2018年4月に松嶋こよみと対戦し、松嶋のヒザ蹴りによる反則勝ちで暫定王座戴冠も、そのヒザ蹴りの負傷で1年1カ月間、長期欠場。2019年5月の「PANCRASE 305」にて、当時・正規王者だったナザレノ・マレガリエ(アルゼンチン)を相手に暫定王者として対戦し、判定勝利。統一王者となっていた。

 前戦は2019年10月、元PXC元バンタム級王者のカイル・アグオン(米国)を相手に判定2-1のスプリットで勝利。王座防衛とともにリヴェンジに成功している。今回は約9カ月ぶりの試合となる。

 対するアキラは、2019年9月「Road to ONE:CENTURY」でライト級(※77.1kg)で対戦した岡野裕城戦(2R TKO負け)以来の試合。2018年11月にソリホン・サドゥロエフに2R TKO負け、2019年4月には冨樫健一郎にも判定負けで、3連敗なだけに、今回の階級転向で、白星を掴みたい。

 厚い身体から繰り出す左右フックとレスリングを武器とするアキラだが、前戦では岡野とのリーチ差に苦しんでいる。今回のフェザー級戦で、そのフィジカルをいかに活かすか。王者との対戦を前にアキラは、「凶暴な獣のような面を魅せます!」と語る。

──まずはこの試合のオファーが来た時の心境をお聞かせください。

「当初、対戦相手はブラジル人選手と決まってたんですが、コロナで流れてしまい、『次の試合どうしますか?』って可能性の候補の名前に、ISAO選手がいたので“現役王者とすぐにやれるならチャレンジしなきゃ損だな”って決めました」

──チャレンジと言えば、ここ1年半くらいの相手(サドゥロエフ・ソリホン、冨樫健一郎、岡野裕城)は全てチャレンジ系ですね。

「はい。それに試合はコロナの影響などでしばらく出来なかったので、約1年ぶりになります。準備はちゃんとしていたので、皆さんの前で出来るのが楽しみです」

──試合に向けてどんな練習を?

「今回の試合に向けて、組み技を頑張った感じですかね。ISAO選手はトータルで強く穴が無いので、自分の強みを活かせる練習をしました」

──見せたいポイントは?

「一番大きいのは階級変更ですね、65kgに落としたアキラの動きを(見せたい)」

──ライト級の70.3kgから、一度フェザー級の65.8kgに落として動いてみたんですか?

「去年、いろんな人に相談して(階級を落とそう)と決めて、年末ぐらいに1回(65kgに)落としてみました」

──もともと身体が厚いから、減量は厳しかったんじゃないですか?

「いえ、もともとライトの時はそこまでつらい減量はしてないんです。身長が無いんですぐに落ちる感じでした。今はやっと普通の選手のように減量を苦しんでる感じです(苦笑)」

──ISAO選手はどんな戦い方をしてくると想定してますか?

「試合映像は何10回も見ていますが、僕に対しては“今まで通りの戦い方で勝てる”と思ってると思うんで、そこを僕がどうビックリさせられるかですね」

──油断してくる?

「いやぁ、油断はして来ないでしょう、そんな性格では無いと思います。甘く来たらめちゃめちゃラッキーですよ(笑)。流石に二階級取ってる王者ですから、甘くはないでしょう」

──ISAO選手が強いポイントは?

「ブレないというか崩れないところですかね。技術も気持ちも。けっこうな劣勢からでもひっくり返す強い気持ちを持ってるし、技術的にもバランスいいんで強いですよ」

──弱点は無い?

「それは試合で見せたいと思います(笑)。経験も豊富ですよね。でも経験値で言ったら僕もそんなに変わらないです(※ISAOがMMA25勝5敗4分、アキラが13勝8敗3分)。5R制なら分からないですけど、今回は3Rなんで。ペース? 向こうのですか? いつも通りにやってくる感じはしますけど」

──アキラ選手と過去に対戦したアンディ・メイン選手(第5代フェザー級王者)が「今までの相手で一番強いパンチだった」と言っていました。

「ホントですか、それは嬉しいな(笑)」

──やはりパンチ力はアキラ選手の一番の武器でしょうか?

「僕はパンチの技術は無いんですけど、思いっ切りぶん殴れるんで、そういうところで(戦いたい)って思いますね」

──どんな試合展開となりますか?

「ISAO選手がいつも通り淡々とするところを、僕がどれだけペースをかき乱せるかってところですね」

──最後にファンに。アキラ選手はどんなところを見せたいですか。

「獣ですね、凶暴な獣のような面を魅せますよ!」

text by Stewart Fulton/PANCRASE
photos by GONG KAKUTOGI

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