ダークな雰囲気を醸し出す試合前VTRが公開され、血戦ムードが高まる山口vs松本
2020年7月12日(日)にABEMAにて独占生中継される、RISE初のテレビマッチ(無観客試合)『Cygames presents RISE on ABEMA』の第1試合、山口裕人(山口道場)vs松本芳道(KICK-DIET吉野町)の試合前VTRがYouTubeのABEMA格闘チャンネルにて公開された。
“最強で最高の不良対決”と銘打たれたこの戦いに臨む両者の意気込みや、練習風景がダークな雰囲気の漂う映像で収められている。対決ムードは満点だ。
山口が「どっちか倒れんぞ、これ喧嘩マッチやぞ」と言えば、松本は「上等だよクソガキ。お前、喧嘩売る相手間違えてんぞ」と答える。
K-1 WORLD MAX2010日本トーナメント第3位、新日本キックボクシング協会日本ライト級王者、そしてプロボクシング戦績10勝(8KO)2敗&東日本新人王トーナメント準優勝の実績を持つ松本に対し、山口は「殺るか殺やられるかみたいな感じになってるけど、俺が殺やられることはない。KOでしょ。殺し合いやるっすわ。当たれば倒せるから倒しますわ。絶対パンチ力ないでしょう。全然強そうなパンチ打ってない。俺が倒されることはないかな」と、松本のパンチは大したことがないとバッサリ。
それに対して松本は、関西キックボクシング界を代表する激闘派ハードパンチャーでWPMF世界スーパーライト級暫定王座、WBCムエタイ日本同級王座、INNOVATION同級王座、DEEP☆KICK 63kg級&65kg級王座、WPMF世界スーパーライト級暫定王座など数々のタイトルを獲得している山口を「(強さは)10段階で5くらい。おいしい相手だしね。俺が壊してやりますよ。クソガキが。死んじゃうかもしれないけど、俺の飛びヒザとかで。俺も殺すつもりだし。7月12日、お前処刑してやるよ。打ち合ってくれるし、倒れてくれるし、俺が倒すところしか頭に浮かばない。当て放題。ボーナスステージですよ。早く倒しすぎないように気を付けます」と、山口のガードの甘さが致命的になると答える。
第1試合でこの対決が組まれたのは、最初から一気に火をつけて欲しいとの主催者の意図が見える。両者ともに下がらない、打ち合い上等、殺るか殺られるかの試合をしてきた2人だけに、期待した通りの試合をそのままリング上で見せてくれるだろう。しかし、もうひとつ第1試合で組まれた理由もある。それは山口が2019年以降は1勝5敗、松本はボクシングから復帰後2連勝した後は2連敗中と勝てていない状況があるからだ。
山口は「真彦と同じ試合に出ると、いつもあいつが勝って俺が負ける。次は2人で勝って帰る。勝ちたいっすよ、マジで。絶対に勝つ。でも普通の勝ちはいらないです。これで倒して再始動。山口裕人を忘れられへんような試合を見せたい」と、同日にウィサンレック・MEIBUKAI(タイ/MEIBUKAI)と対戦するRISEバンタム級王者・鈴木真彦(山口道場)と、勝って大阪に帰りたいとする。
松本は「まだまだ若いヤツには負けない。もう一花咲かせたいです」と言い、進化していて今が一番強いという。
お互いに“俺は命を懸けて戦うから、お前も命を懸けて向かって来い”と覚悟を決めて来いとのメッセージ。山口は「おっさんが失神しているとこ見せますわ。倒して引退させたろかなって」、松本は「死ぬ気で来てほしいですね。残りの人生を楽しんでもらって、7月12日に俺が終わらせる」と、そろって相手の選手生命を断つような試合を見せると誓い合った。