会見終了直前に乱入した堀井。反則決着となった金子との早期の再戦をアピールした
2020年6月28日(日)東京・新宿FACEで開催された『Krush.113』の一夜明け会見が、29日(月)都内で行われた。
会見が終わる直前に「ちょっと待った!」と突如、堀井翼(K-1ジム五反田チームキングス)が乱入。マイクを握って勝手にしゃべり始めた。堀井は前夜、セミファイナルで金子大輝(K-1ジム大宮チームレオン)と対戦したが1R1分45秒、金子の度重なる急所蹴りで試合続行不可能に。「1R中に3回同じローブローがありました。偶発性とは言いがたく反則裁定とさせていただきます」と反則勝ちになり、担架で退場していた。
堀井は「何で勝ったのに俺を呼ばないんだ」と、会見に呼ばれなかったことが不服そう。
「1回目は歩けたけれど2回目はめちゃくちゃ痛くて、立てねえなって思った。それでも絶対試合したいと思って立ったけれど、3回目はもらった時にもう痛すぎてアレだなと思って。昨日はラウェイルール(ラウェイでは故意と見なされなければ急所への攻撃が反則にならない)では負けたけれどK-1ルールでは負けていない。明日でも明後日でも試合ができる。準備万端だから」と昨夜の状況を説明すると、「早く試合がしたい。股間は痛いけれど、普通に今すぐ試合をしたい、その心境だね」と、すぐにでも試合をしたいとアピールする。
公開練習では、その急所蹴り対策と頭突き対策を披露し、「ラウェイが金的ありだと聞いたから蹴られてもいい練習だ。頭突きは明らかに反則だけどラウェイでは使うと聞いたから。もし頭突きをしてきたら俺の最強のチョーパンを喰らわしてやる」と吠え、前日会見でも「頭突きと金的に耐えられる練習をしたのが俺の対策。万が一、頭突きと金的が当たっても関係なしに続行して倒すような対策練習をしてきました」と語っていた堀井。
まさか本当に急所蹴りでの反則決着になるとは思っていなかっただろうが「(対策が)通用しなかったというか、それ以上にパワーがあった。耐えられなかった」と、金子の蹴りが予想以上のパワーだったからという。
金子に対する憎しみの気持ちはあるかと聞かれると「痛かったから“痛いぞ、この野郎”って気持ちはあった。憎しみはあったりなかったり…とりあえず彼をぶっ殺したい気持ちでいっぱいだね。金子をぶっ飛ばす気持ちでいっぱい」と、すぐにでも再戦してぶっ飛ばしたいとアピール。
(写真)中村Pに会見を打ち切られ、追い出されるように退場する堀井
今後の目標を聞くと「チャンピオンになるだけ。ただそれだけ」と答えた堀井だが、隣にいた中村拓己K-1プロデューサーは、堀井と金子の再戦の時期について聞かれると「それよりも、勝手に会見に入って来られたので。もう終わりましょう」と一蹴し、会見を打ち切った。