MMA
コラム

【2003年6月の格闘技】高瀬大樹が後のUFC絶対王者アンデウソンから芸術的な一本勝ち

2020/06/21 13:06
 1986年10月に創刊され、30年以上の歴史を誇る格闘技雑誌『ゴング格闘技』が、秘蔵写真と共に過去6月にあった歴史的な試合や様々な出来事を振り返る。第33回目は2003年6月8日、横浜アリーナで開催された『PRIDE.26』より、後にUFCで“絶対王者”として君臨することになるアンデウソン・シウバ(ブラジル)を高瀬大樹が日本人として初めて撃破した一戦。  高瀬は1998年6月の『PRIDE.3』でプロデビューし、体重310kgのエマニュエル・ヤーブローとの無差別級戦で勝利。その後はパンクラスを主戦場にしながらUFCにも3度出場した。2002年にはPRIDEの育成大会である『THE BEST』で活躍し、『PRIDE.26』でアンデウソンとの対戦を迎えることに。  アンデウソンはブラジルの名門シュートボクセ・アカデミーの選手で、2001年3月に初来日。2001年8月には修斗で桜井“マッハ”速人に初黒星を付け、修斗ミドル級王座に就いた。PRIDEには2002年6月から参戦してアレックス・スティーブリング、アレクサンダー大塚、カーロス・ニュートンに3連勝を収めていた。  1R、サウスポーの両者はジャブを突く。アンデウソンの周りを回り込む高瀬は3度目の両足タックルでテイクダウンに成功。まずはアームロックを狙う高瀬をアンデウソンはフルガードに。すると高瀬は桜庭ばりのモンゴリアンチョップを繰り出す。アンデウソンは下からでもパンチを打っていく。高瀬も強烈なパウンドで応戦し、パスガードを仕掛ける。  アンデウソンはネルソンの形に捕らえて高瀬の動きを封じるが、これを逃れた高瀬がアームロックの体勢に。サイドポジションになった高瀬は腕を離すとヒザ蹴り、パウンド。高瀬は横三角も仕掛ける。  逃れようと暴れるアンデウソンを抑え込み続ける高瀬。グラウンドで完全に主導権を握ってアームロックと横三角を狙っていく。左腕を枕にしてアンデウソンの上体を上げた高瀬は、アンデウソンが上を奪おうと起き上がるタイミングで三角絞めに。これがガッチリと決まり、アンデウソンはタップ。高瀬が見事な一本勝ちを奪った。  アンデウソンは2006年6月からUFCに参戦し、同年10月に2戦目でUFC世界ミドル級王座を獲得。2013年7月にクリス・ワイドマンに敗れるまで全階級を通じて王座の在位期間が最長、全階級を通じた最多連勝記録(16連勝)などを樹立する“絶対王者”となっていく。
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