K-1&Krushの女子フライ級二冠王のKANA(左)がKrush王座を返上した(C)K-1
2020年6月17日(水)ライブ配信にて行われた会見にて、第4代Krush女子フライ級王者KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が、王座返上を発表した。
KANAはK-1&Krush女子部のエースとして活躍。2016年4月に紅絹との王座決定戦を制し、第2代Krush女子フライ級王者となった。同王座は2017年1月にメロニー・ヘウヘスに奪われるも、同年12月に奪回。2019年12月に行われた初代女子フライ級王座決定トーナメントで優勝し、初代K-1女子フライ級王座も手にした。
返上の理由は「K-1での試合に専念するため」(中村拓己K-1プロデューサー)。会見にはKANAも出席し、次のように語った。
「自分はK-1アマチュアから出させてもらって、Krushでデビューさせてもらい、Krushで12戦11勝1敗。1回メロニー(・ヘウヘス)選手に負けてしまって、挑戦してもう1回このベルトを巻くことが出来て。このKrushという舞台は自分にとって大きい舞台で、今K-1に出れているのもKrushのおかげです。自分にとってはKrushがスタートの原点。でも自分にとってKrushのステージはもう終わりかなと思っています。
次はK-1の舞台をさらに大きくしていくために、K-1の舞台でしっかり次につなげていくためにこのベルトを返上することを決めました。自分がデビューした時よりも女子の階級が増えて、三階級女子の階級があるんですが、女子が増えてどんどん盛り上がってきているので、自分がこのベルトを返上した次はシルバーウルフの後輩である菅原美優選手にアトム級のベルトを獲って欲しい願いがあります(7月21日より第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメントが開幕)。
さらに自分がK-1の舞台で自分のための次につながる試合もしていくし、下から上がって来る女子の選手のための舞台もどんどん自分が作り上げていきたい。女子の階級全てを背負ってこれからもK-1の舞台で活躍していきたいとも思っています」