2020年6月28日(日)東京・新宿FACEにて開催される『Krush.113』で、真美(=まさみ/Team ImmortaL)と対戦する第2代Krush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)のインタビューが、Krush公式サイトにて公開された。
高梨は2018年9月に『KHAOS』でプロデビューし、強打を武器に4戦全勝(2KO)。2019年5月の第2代Krush女子アトム級王座決定戦でC-ZUKAをKOしてプロ3戦目にして王座に就き、同年10月にはパヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ)を延長戦の末に降して初防衛に成功している。Krush女子アトム級王座は返上し、今回から一階級上の女子ミニマム級に転向する。
私は“倒せる女子”を見せていきたい
――これまで保持していたKrush女子アトム級(45kg)のベルトを返上して、女子ミニマム級(48kg)に階級を上げることになりました。改めて階級を上げる理由を教えてもらえますか?
「一番は減量がきつくなってきたことですね。あとはデビュー当時から上の階級で戦ってみたいという想いがあったので、ミニマム級に階級を上げることを決めました」
――昨年10月のパヤ―フォン・アユタヤファイトジム戦がアトム級として最後の試合になりましたが、あの時から減量がきつかったのですか?
「そうですね。いつも1カ月かけて減量してたんですけど、前回は途中で身体が動かなくなって全く追い込めなかったんですよね。練習と言うよりも体重を落とすためだけに身体を動かしていて、筋肉も削って体重を落としているような状態でした」
――ではミニマム級が新設されたことは高梨選手にとって朗報だったわけですね。
「はい。48kgって私のベストウエイトじゃん! と思いました」
――実際にミニマム級での仕上がりはいかがですか?
「身体も大きくなって筋肉を残したまま体重を落としているのでコンディションはいいですね」
――今大会ではNJKFの女子部門ミネルヴァで活躍している真美選手と対戦します。Krush初参戦のファイターですが、どんな印象を持っていますか?
「実はほとんど試合を見たことがなくて、プロフィールくらいしか分からないんですよね。でも私は“倒せる女子”を見せていきたいので、仮に情報が少ない相手でも的確に倒せるようなスタイルを確立させたいです」
――高梨選手は女子ミニマム級をどんな階級にしたいですか?
「私の階級にしたいです!」
――力強い宣言ですね!
「色んな選手がミニマム級に集まってくると思うんですけど、見ている人たちに『Krushのミニマム級は高梨だ!』と思わせる試合=倒す試合を見せていきたいです」
――K-1 JAPAN GROUPへの参戦を発表したMIO選手が「ミニマム級で戦っていきたい」とコメントしています。MIO選手のことは意識していますか?
「K-1 JAPAN GROUPに来る前から試合を見ていたし、ずっと上手い選手だなと思っていました。ただ同じK-1 JAPAN GROUPのファイターになった以上、私はMIO選手と戦う気でいるし、倒す気満々です」
――それでは最後に高梨選手の試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「私がミニマム級でも通用する選手、ミニマム級の主役になる選手だと思ってもらいたいので、KOする姿を楽しみにしてください」