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【K-1】卜部弘嵩はなぜ「生涯ベストバウト」に引き分けだった試合を選んだか、その理由

2020/06/15 04:06
【K-1】卜部弘嵩はなぜ「生涯ベストバウト」に引き分けだった試合を選んだか、その理由

57戦37勝(18KO)17敗3分の戦績の中から、ベストバウト3番を選んだ卜部(K-1公式YouTubeチャンネルより)

 第2代K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級王者、初代&第4代Krushスーパー・フェザー級王者の卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、現在までの自身の試合の中からベストバウト3番を選ぶK-1公式YouTubeチャンネル企画『Kー1ファイター生涯ベストバウト』に登場。

 意外にも、卜部が1位に選んだのはKO勝ちした試合ではなく“ドロー”に終わった一戦だった。それは、2012年12月14日にKrushで行われた石川直生との3度目の対決。「かなり苦しい試合」であり、「会場のお客さんの雰囲気だったり、熱が凄く背中を押してくれた試合だったので。あの感覚は60戦近くやっていますが、なかなかない感覚でしたね」と印象に残る。


(写真)実際の試合を見ながら当時の心境や状況を話す卜部

 試合の映像を見ながら振り返る卜部は、当時の心境を細かく話し、「全日本キックの流れからみると60kgくらいの階級は黄金の階級なんですよ。伝統のある階級で。学生時代によく見ていたスターたちが揃っている階級なんですよね。その中の一人である石川さんと戦ったわけですから、ここで自分の時代にしないといけないって気持ちは強かったですね」と、世代交代を懸けた一戦であったと振り返った。

 第2位には2015年1月18日のハビエル・エルナンデス戦をあげ、「本当に苦しい試合でした。これほど苦しい試合は今までなかったでしょうね」と、生涯ナンバーワンの苦しい試合だったからとの理由を話した。

 第3位は2015年1月18日のカリム・ベノーイ戦で、ベノーイを最初に見た時は「こんなに強いやつが世の中にいるのか、と衝撃でした」と思ったという卜部。この試合はトーナメントの1回戦として行われたのだが、「トーナメントというよりは1回戦でベノーイに勝つことが価値がある」と、懸けていた一戦だったと明かしている。

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