緊急事態宣言や東京アラートが解除されて日常を取り戻しつつあるが、まだまだ新型コロナウイルスの感染予防には十分な注意が必要。
格闘技ジムも様々な制限をつけて活動を再開している。その中で選手たちがマスクを着用したまま練習しているケースが多く、RENA(シーザージム)は「マスクをつけての練習がなかなかにキツい。スタミナ強化練だ笑」、中井りん(修斗道場四国)は「私もマスクをしたまま組技寝技のスパーをしているのですが、暑さとあいまって、なかなか厳しいです」、浅倉カンナも「マスクトレきつい」と、それぞれSNSなどにてマスクを着用したままのトレーニングの厳しさを綴っている。
単純に、汗でマスクが貼りついて息が苦しいという他に、それが気になって集中できないというデメリットもあるという。
以前は、マスクを着けてのトレーニングは低酸素の高地トレーニングの代用になると言われていたこともあったが、現在では同様の効果を得られないことが分かっている。しかし、空気を取り込む機能(肺や横隔膜)が強化されるのは間違いないようで、マスクを外した時のパフォーマンスが向上する可能性がある。
ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)は「今日(6月2日)からストラッグルジムも感染対策、90分制、マスクをつけて2ヶ月弱ぶりに再開しましたー! 慣れないマスクでの練習頑張りましょー」とマスクを着けてのミット打ち動画を公開。
「マスク汗かいた顔にへばりついて、息が苦しんでます」というだけあって、かなり苦しそうな表情と息遣い。ぱんちゃんは「洗って繰り返し使えるマスクを4枚持って行き、汗を吸ったら変えるようにしています」といった工夫をしているという。
(写真)保冷剤の入るマスクを入手して張り切る渡辺華奈(本人のTwitterより) また、渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)は保冷剤の入るマスクを愛用するなど、選手によって様々な工夫をしながら今できる範囲の練習を精一杯に行っている。