MMA
インタビュー

【DEEP JEWELS】さくらは自主トレと学業の日々、試合が再開されたら「たくさんの笑顔を咲かせられるように」

2020/06/10 03:06
 現役女子高生MMAファイターとしてプロで2連勝を飾っているさくら(フリー)は、2020年5月6日(水・祝)東京・後楽園ホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 29』で藤井惠の愛弟子・川西まゆ(総合格闘技道場BURST)との対戦が決まっていたが、新型コロナウイルスの影響で大会の開催が中止に。  柔術と柔道をバックボーンとして2019年12月の『DEEP 93 IMPACT』でプロMMAデビューを果たし、國保小枝と対戦。パンチでの打ち合いも見せ、1R3分17秒、腕十字による一本勝ちを極めた。2020年2月には、AACCの永尾音波とのJK対決に臨み、永尾の打撃に苦しみながらも寝技で優位に立ち判定勝ちを収めている。  4月には航空券等予約販売サイト「skyticket」のイメージキャラクターに抜擢されるなど順風満帆なプロ生活を送っていたが、現在は「朝起きて朝練して、学校からの課題をやって練習して受験勉強して寝る、という一日を送っています」と練習と学業の日々。  新型コロナの影響で学校は休校のため「ラントレがてら景色の綺麗な公園でシャドーをしてみたり、、学校のない期間だからこそできる練習方法を考えて楽しみながら練習しています」と、工夫をしている。  プライベートでも「ママや妹と料理をしたり、受験生らしく受験勉強をしたり、おうちで出来ることをフル活用して家族とのコミュニケーションを取るようにしました」と家族との時間を大切にしているようだ。  試合が中止となり、期間が空いてしまったことには「もちろん早く試合がしたい、という想いはありましたが、今回のコロナで試合ができること、たくさんの応援してくださる人がいること、その人たちと触れ合えることが当たり前じゃないんだなと気付かされました」と、当たり前なことが当たり前ではなく特別なことだったと気づかされたという。  その空白の時間で「たった10分の試合時間の中で、日頃の自分の想いをどうしたら伝えられるか、楽しませるだけでなくなにか他の魅力を身につけたい、と考えるようになりました」と、プロとしての自分について考えていたと話す。次にリングに上がる日には、新たなさくらと出会えそうだ。  最後には「勝ちは誰にも譲りません! たくさんの笑顔を咲かせられるように精一杯頑張ります! いつも応援してくれてありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします」と、桜の季節は終わってしまったが、試合で勝利して会場を笑顔で満開にしたいとファンへメッセージを送った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア