MMA
インタビュー

【DEEP JEWELS】渡辺華奈、試合がなく練習の日々に「格闘技がある生活は当たり前ではないと感じました」

2020/05/28 02:05
 2019年12月29日、さいたまスーパーアリーナで開催された『Bellator JAPAN:Fedor vs. Rampage』にて、「Bellator×RIZIN 対抗戦・次鋒戦」で、イララ・ジョアニ(ブラジル)を3R4分39秒、TKOに破った渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)。  2020年は1月2日からトレーニングを再開し、米国進出も視野に入れてさらなる活躍が期待されたが、新型コロナウイルスの影響でホームリングの『DEEP JEWELS』『RIZIN』ともに大会が開催できず、約半年間も試合から遠ざかっている。 「今も毎日練習とトレーニング。たまにオンラインで友達と交流もしています」と渡辺。現在発売中の格闘技雑誌『ゴング格闘技』ではキックボクサーのぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)と対談しているが、ほとんどの時間を所属ジムと自宅で過ごしている。 「対人練習は出稽古はしていなく、所属ジムで2人か3人でミットや打ち込み、研究などの基礎練習を毎日1時間半程しています。その他にはランニングとウェイトトレーニングも毎日しています」と、先が見えない中でもストイックに自分を追い込む。 「試合があってもなくてもやることは変わりません。目標もブレていないので特に思うこともありませんでした。対人の練習は減ってしまったので、もっと練習がしたいとは思っています」と、試合がないことにストレスは感じていないようだ。  この時期だからこそ、取り組んでみたことはあるのかとの質問には「ウクレレとアクションをやってみました(笑)」と、格闘技以外の趣味にも時間を使っているという。  また、この期間にこんなことも考えたという。 「練習に行けなくなり、毎月開催されていた格闘技の大会もなくなり格闘技がある生活は当たり前ではないと感じました。限られた時間、制限された生活の中でもスキルを上げないといけないので練習の仕方などを考えるようになりました」 (写真)2019年12月28日にSNSにアップされた試合前のスーパーボディ。次はいつか? 最後にファンへのメッセージを求めると、渡辺は次のようにアツく答えた。 「世界中、多くの方が大変な時期で格闘技の大会もなくファンの方々にお会いすることも出来ず、試合する姿を見せられず寂しい日々でした。試合の見通しが立たなくても、格闘技に対する気持ちは変わっていません。この時期にしか出来ないこともあり、技術的に成長したところもあります。この期間が明け、試合をする際は必ず以前より強くなってリングに立ちます! その時を楽しみにしていてください。私もその日を楽しみにしています! まだまだ気は抜けない日々ですが、体調に気をつけて適度に運動して元気に過ごしてください。一緒に頑張りましょう!」  さらに磨きをかけたテクニック、そしてスーパーボディで渡辺がリングに戻る日を待ちたい。
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