2020年5月27日(水)午後8時からRIZINの公式YouTubeチャンネルで生配信された榊原信行RIZIN CEOがホストを務める『榊原社長に呼び出されました』に、渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)がゲスト出演した。
2人が顔を合わせるのは昨年12月29日、さいたまスーパーアリーナで開催された『Bellator JAPAN:Fedor vs. Rampage』以来5カ月ぶりだといい、「ゴングの雑誌の中のインタビューでは見ました」と榊原CEO。現在発売中の格闘技雑誌『ゴング格闘技』に掲載されている、渡辺と女子キックボクサー・ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)の対談には目を通したようだ。一方の渡辺はいつもこの番組を見ているといい「久しぶりな感じは勝手にしていません」とした。
そんな久しぶりの対面で、榊原CEOは「スコット・コーカー(Bellator CEO)にもだいぶいいアピールが出来たので、本当は2020年はRIZINも出ながら海外Bellatorに打って出るとかね。ここから夏場以降、Bellatorも新しい形で7月からリスタートしていくので渡辺選手の場合はチャンスが全然あると思う。向こうからすると逆に来てもらって、しっかり借りは返したいと思っているだろうし、世界に出るチャンスだと思うな」と、米国Bellatorへの参戦も十分にありえると話す。
渡辺も「前回は日本の自分の土俵でやらせてもらったので、自分に凄く有利だったので向こうの土俵でって気持ちはあります。(海外で)やってみたいです。RIZIN代表として世界に出るのが一番やりたいと思いますね」と、Bellatorへ挑戦してみたいという。
榊原CEOは「あると思います」とし、「RIZINも世界の選手たちが戦う舞台として世界の人たちに多く見てもらえる舞台としてこれからも成長していきたいと思っているけれど、すでに僕らより先行して走っているBellatorとかUFC、本当に世界トップレベルの選手たちが群雄割拠する舞台でチャンピオンになれるポテンシャルの選手って実はそんなにはいないんですよ。持ち上げるわけではないけれど、そのチャンスと可能性はあると思うんだよね。その線上に乗っている。多分UFCもBellatorもスカウトしている連中の視界にもう入っている選手、日本人はそんなにたくさんいないけれどね。Bellatorには完全に印象を残したし、全米でも華奈の試合は放送されているわけだから、そのうちマネル・ケイプのように引き抜かれるかもしれない。その時は快く送り出します(笑)」と、渡辺は北米メジャーからも注目されているとした。
当然、話題となる筋肉の話では、「トレーニングは全身。あとは食事コントロールで脂肪を落とします。食事はほぼ肉でカロリーとタンパク質に気を付けて、基礎代謝とトレーニングした代謝よりカロリーが増えないようにしています。タンパク質は必ず120g(一般女性の約3倍)取ります」と語ると、その効果を試す試合について、「試合めちゃくちゃしたいです。試合は日常的にやっていきたい」と訴える渡辺。
そこで対戦相手としてファンの方から中井りん(修斗道場四国)の名前が出ると、「印象はめちゃくちゃ強い。先駆者ですし。隙もない。でも試合することなればやります」と、組まれればやると断言。榊原CEOは「現時点では日本の頂上対決になりますね」と言ったのみで、実現の可能性については触れなかった。
「次戦は誰でもいいです」という渡辺に、榊原CEOは「世界的にもトップレベルの選手たちと負けるリスクを恐れずに、2年ちょっと経ってもう免許皆伝じゃないけれど、もうトップアスリートとやるタイミングだよね」と海外のトップ選手との対戦を示唆。渡辺も「世界の強い選手とやりたいです」と即答した。
『ゴング格闘技』7月号は絶賛発売中!
渡辺華奈とぱんちゃん璃奈の対談「マッスル女子会」は、5月23日(土)発売の『ゴング格闘技』7月号(NO.308)にて掲載。