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インタビュー

【DEEP JEWELS】暴行事件の傷も癒えた山崎桃子、試合ができる時は「一皮むけた姿を見せたい」

2020/05/26 12:05
【DEEP JEWELS】暴行事件の傷も癒えた山崎桃子、試合ができる時は「一皮むけた姿を見せたい」

アロマキャンドルをお風呂で使ってリラックス中の山崎。腫れあがっていた目や額の傷は癒えたようだ

2020年3月15日に自身のSNSで暴行被害に逢ったことを明かした女子MMAファイターの山崎桃子(リバーサルジム 横浜グランドスラム)。コンビニで50代くらいの酔った男に突然絡まれて車を蹴飛ばされ、警察に通報すると逃げようとしたため、それを制止しようとしたところ髪の毛を引っ張られビール瓶で殴られるなどの暴行を加えられた。


(写真)事件直後に山崎が自身のTwitterに投稿した痛々しい写真

 犯人は逮捕され、この事件で網膜に穴が3カ所空く網膜裂孔を負い、手術を受けた山崎。腫れあがった目や額の傷は癒え、「賛否両論ありましたが結果として失ったものもあるけれど、得るものもありました。今後は巻き込まれない事が一番なので、自分としても気を付け無ければならないと思います」と、注意を払っていきたいと話した。

 この事件で思わぬ注目を浴びる存在となってしまった山崎に、今の状況を聞いてみた。

「この(コロナウイルスの影響を受ける)生活になる前の生活が毎日仕事で9時~18時まで働いて、練習して帰るのが23時過ぎ。寝るのは深夜2~3時という滅茶苦茶な生活をしていて体も心も壊れかけていたので、今は会社の対策で出勤時間も短くなり外でのトレーニングだったり時間も使えるようになり、ある意味充実していて自分が力を入れたい部分に力を入れることが出来ています」と、時間を有効活用しているという。


(写真)自宅でくつろぐ山崎。すっかり元気そうだ

 対人練習はまだできないが、「ジムの仲間とダッシュだったり、トレーニングをして過ごしています」と自主トレに励み「トレーニングの内容は特にこの環境になる前からやっていたこともあるので変わりありませんが、プライベートで言うとYouTubeでの発信に取り組んでいます」と、新たなことにもチャレンジ。

 2019年6月に肩の手術から復帰して勝利を収めるも、9月を最後に大会の中止もあって試合から遠ざかっている。しかし「自分に関しては特にマイナスには捉えていなくて、元々、怪我もあり前回の反省もあり少し期間を置いて試合に臨みたいというのが本音だったので良い準備期間だと思っています」とプラス思考だ。


(写真)前回は昨年9月に強敵にっせーと戦って敗れている

 自粛期間は「今後の競技生活について考えていました」という山崎だが、「この時期を皆さんが無事乗り越えて、また皆に試合を届けられることを楽しみに今を頑張って過ごしています。その頃には一皮むけた姿を見せたいなと。それが今の目標です!」と、試合に復帰する気持ちは十分。大会が再開された時にはまたリング上で大暴れしてくれそうだ。

 そんな山崎にファンへのメッセージを聞くと「今の時期だからこそ出来る発信をしているので、是非、私のYouTube見てください(笑)」とちゃっかり宣伝していた。

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