4月3日からRIZIN公式Twitterアカウントで募集された『RIZINベストバウト』のトップ10が5月10日(日)に出揃った。
第10位は2017年大晦日に開催された『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND』のバンタム級トーナメント決勝戦、堀口恭司(アメリカン・トップチーム)vs石渡伸太郎(CAVE)。2013年6月に修斗で行われて以来の再戦となったが、堀口が2R11秒でKO勝ちし、石渡のリベンジを許さなかった。
第9位は2016年12月29日の『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND』にて行われたワンマッチ、北岡悟(パンクラスイズム横浜)vsダロン・クルックシャンク(アメリカ)。UFCからRIZINに転戦し、2連勝していたクルックシャンクを北岡が1R8分19秒、フロントチョークに仕留めた激闘だ。
第8位は2017年大晦日の『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND』で行われた、矢地祐介(KRAZY BEE)vs五味隆典(東林間ラスカルジム)。RIZIN初登場となった五味を迎え撃った4連勝中の矢地が1R2分36秒、“レジェンド”五味を三角絞めに切って落とした。
第7位には2019年10月12日の『RIZIN.19』で行われた、白鳥大珠(TEAM TEPPEN)vs大雅(TRY HARD GYM)のキックボクシングマッチがランクイン。ダウンを奪い合う熱戦の末に白鳥が判定勝ちを収めた。
第6位は2016年12月29日の『RIZIN FIGHTING WORLD GP 2016 無差別級トーナメント2nd ROUND』のトーナメント2回戦、ミルコ・クロコップ(クロアチア)vsキング・モー(アメリカ)。2015年のRIZINヘビー級トーナメント覇者であるモーをミルコが2R1分41秒、左アッパー連打からのパウンドでTKOに仕留めた。
第5位は2019年大晦日『RIZIN.20』の第1試合で行われた、ジョニー・ケース(アメリカ)vsトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)。優勝候補と目されていた元UFCファイターのケースを、ムサエフが1R2分47秒、左フックからのパウンドで仕留めた一戦だ。
第4位は2018年9月30日の『RIZIN.13』で行われた大砂嵐(エジプト)vsボブ・サップ(アメリカ)。両者スタミナ切れでフラフラになりながらの戦いはサップの判定勝ちとなった。この第4位が発表されると、「この試合が4位かよ」「むしろ1位だろ」と賛否両論がファンだけでなくファイターたちからも多数上がった一戦である。
第3位は2018年7月29日の『RIZIN.11』で行われた五味隆典(東林間ラスカルジム)vsメルビン・ギラード(アメリカ)。五味がガムシャラなパンチで前へ出てギラードも打ち合い、五味が1R2分33秒、KOで勝利を奪うと会場が総立ちになったスペクタクルバウトである。
第2位は2019年大晦日の『RIZIN.20』で行われた 石渡伸太郎(CAVE)vs扇久保博正(パラエストラ松戸)のバンタム級王座挑戦者決定戦。戦前から「顔が似ている」と話題になった一戦は、大接戦の末に扇久保が判定2-1の僅差で勝利し、バンタム級王座への次期挑戦が決まった。しかし、ご存じの通り第2代王者マネル・ケイプのUFC参戦が決まったため、扇久保が手にした挑戦権を宙に浮いている。
そして、栄えある第1位は同じく『RIZIN.20』で行われた「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 LIGHT WEIGHT TOUNAMENT」の決勝戦、トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)vsパトリッキー・“ピットブル”・フレイレ(ブラジル)に決定。フルラウンドの大熱戦となったこの試合は判定3-0でムサエフが勝利している。
ベスト10内には今大人気の朝倉兄弟と那須川天心の試合や、女子の試合が入らないという意外な結果となったが、これは「募集期間中にその動画を先にアップしていたからではないですかね」(RIZINスタッフ)とのこと。
ムサエフはこの結果を受けてInstagramを通じ「私の試合を一番に選んでくださりありがとうございます。私は日本を、日本のファンを愛しています。すぐに会いに行きます」とのメッセージを日本のファンに送った。