(C)Max Muay Thai/NJKF
2月25日(月) タイ・パタヤで行われたMAX MUAY THAI『MUAY THAI FIGHTER』に国崇が参戦した。
MAX MUAY THAIには5度目の参戦となる国崇、これまで4戦して2勝(2KO)2敗とイーブンの戦績を残している。2018年10月の4戦目では惜敗し苦い思いをした。
今回の対戦相手はペット・フリーラヨン(タイ)、向かい合うと国崇との身長差は、優に10センチ以上はあろうかという長身のファイターだ。
試合は1R、ともにオーソドックス構えから。国崇は細かく右ローから突いていくと、左前蹴りをペット・フリーラヨンはつかんで軸足を払ってこかす。立ってなおもすぐに右ローを当てる国崇は、長身で遠いペット・フリーラヨンの顔面に左フックも届かせる。
右ストレート、右ハイも長いペット・フリーラヨンだが序盤はペースを上げて来ない。左ハイをかわした国崇はその打ち終わりに右ローを打ち込む。さらに左ジャブをトリプルで打ち込むと、右ヒジを打ち下ろしてくるペット・フリーラヨンをかわし、入り際に左アッパーを狙う。
クリンチしにきたのはペット・フリーラヨン。国崇の左ボディ打ちに右のテンカオを合わせにくるペット・フリーラヨン。国崇はペット・フリーラヨンの左のヒザにタイミングよくジャブを当てる。右ヒジを打ち下ろして前進するペット・フリーラヨン。かわす国崇は下がりながらも左ジャブを当て、ペット・フリーラヨンの右ミドルに右フック! 両手を出して首相撲に来るペット・フリーラヨンにつかませず左回り。しかし追うペット・フリーラヨンも右の跳びヒザ! さらに首相撲の展開では国崇は左脇を差してサイドにつく。
ブレークから再開。1分30秒を経過したところで、アップライトで左足を上げて近づいてきたペット・フリーラヨンに国崇は左ボディブローをレバーに突き刺すとペット・フリーラヨンがたまらず腹をおさえてうずくまると、大の字になってダウン。レフェリーが試合を止め、衝撃のKO勝利となった。
この試合でカウンターの左ボディを当てていた国崇。右ヒザを当てられてからの逆襲の左ボディKOに、国崇は喜びのあまりリングを駆け回り感情をあらわにした。
最高のかたちでMAX MUAY THAI勝ち越しを果たした現地の国崇から以下のコメントが届いている。
◆国崇「マイペンライの精神で乗り切った」
「皆様、応援有り難うございました。今はとりあえず連敗から脱出した喜びで一杯です。今回は契約も対戦相手も当日まで二転三転したりしたんですが、まぁその辺はマイペンライ(大丈夫)の精神で乗り切れました。
実際にリングで向かい合った時に相手のデカさにはビックリはしましたけど(笑)、得意の左ボディで倒せて本当に嬉しいです! リングの上で喜びが爆発してしまいました。
今後またMAX MUAY THAIのタイトル戦線に絡んで行けそうな話しも出ているので楽しみです。
良い時悪い時あるけど、これがあるから辞められません(笑)。まだまだ頑張ります!」
◆MAX MUAY THAI『MUAY THAI FIGHTER』
2019年2月25日(月)Thai Pattaya・Max Muay Thai Stadium Pattaya
▼第4試合 60kg契約 3分3R
×ペット・フリーラヨン(タイ)
[1R KO]
◎国崇(拳之会)
※NJKF WEST提供のキャプチャ画像は公式『NOW26』動画より。1時間6分から国崇の試合