【ONE】ONE Championshipが「医療の届かないところに医療を届ける」ミッションを掲げるジャパンハートの活動を支援

　ONE Championship（以下ONE）は4月29日、「医療の届かないところに医療を届ける」をミッションとして活動している特定非営利活動法人ジャパンハートの活動を支援することを発表した。 　ONEは今回の支援の経緯について、「ジャパンハートの活動や『医療の届かないところに医療を届ける』という理念に対して強く共感した」ことを挙げている。 　その第一歩として、ジャパンハートの活動の一つであるミャンマーの養育施設「ドリームトレイン」の運営を支援するために、ONEは寄付を行った。 　コロナウイルスの影響により施設で生活する子どもたちの健康への影響も懸念される中、寄付金は、施設全体の消毒や除菌、子どもたちの心身の健康を守るためのオンライン検診にかかる通信費、子ども用のマスク制作などに使用される。 　また、今後の取り組みとして、ONEの選手たちが、ジャパンハートの活動の一つである、日本国内の小児がんの子どもとその家族を支援するための「SmileSmilePROJECT」への理解を深めるためのセミナー、また闘病中の子どもと家族に向けた「格闘技と触れ合うセミナー」を、年内の実施に向けて予定する。 　ONEは「多くの人にジャパンハートの活動を知ってもらい、活動を支える人や家族に、笑顔になってもらうよう支援をしていく」と記している。 　ジャパンハートではこれまでに新型コロナウイルス感染症の拡大に立ち向かう医療従事者に防護服や消毒用アルコールなどの医療物資を届けるため、「ジャパンハート チャリティオークション」なども開催（※4月16日に終了）。メジャーリーグから大谷翔平、バトミントンから奥原希望、俳優の伊勢谷友介、サッカーから長友佑都、格闘技から朝倉未来らが参加し、物品を提供。計16品の出品で、最終的に合計約580万円の落札を記録。「＃マスクを医療従事者に」プロジェクトに寄付している。 ■（認定）特定営非営活動法人ジャパンハート 2004年、国際医療ボランティア団体として設⽴された、日本発祥の国際医療NGO。「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動しており、海外では、ミャンマー・カンボジア・ラオスにおいて無償で⼦どもの診療・⼿術を実施し、その数は年間約3万件に上る。国内では僻地・離島への医療者派遣、⼩児がんの⼦どもとその家族の外出を医療者がサポートする。「SmileSmilePROJECT」を実施しているほか、ASEAN圏内で起こる大規模災害に医療支援チームを派遣する「国際緊急救援」事業も⾏っている。 ■「SmileSmilePROJECT」 ジャパンハートの活動の一つとして、18歳以下の小児がん治療中、もしくは治療後1年以内の子どもとその家族の旅行や外出に医療者が付添い、家族の大切な時間をサポートする活動を行っている。依頼を受けた家族の個別の旅行や外出に付き添うほか、定期的に多くの家族をディズニーランドやキッザニア等に招待する「招待企画」を行っている。家族のかけがえのない時間を安心して過ごし、そこで得た時間を、次の治療への原動力や、再発への恐怖を乗り越えるきっかけに繋げて欲しい、こどもの笑顔が、家族の笑顔が、大きな力になって前に進んでいけるように──そんな願いをこめたプロジェクト。