ムエタイを引退したスアキムだが、伊藤代表は日本限定での現役続行を勧めるという
2020年4月20日(月)17時より、RISEの大会に関する会見がRISE公式YouTubeチャンネルにて配信された。この会見では伊藤隆・RISEクリエーション代表のみが登場。
会見では、6月14日(日)神奈川・横浜ぴあアリーナMMで『RISE WORLD SERIES 2020 -63kg Tournament 1st ROUND』を開催する方向で進めていることを明らかにし、本来なら4月12日(日)エディオンアリーナ大阪で開幕するはずだった『RISE WORLD SERIES』を今大会からスライドして行っていき、決勝は12月か来年の可能性もあるとした。
また、中止になった4月の大阪大会の代わりに秋に追加大会として大阪大会を開催することも発表。
6・14横浜ぴあアリーナMM大会では「Mr.RISEファイナルマッチ」裕樹(ANCHOR GYM)vs那須川天心(TARGET/Cygames)が対戦カード第一弾として発表されたほか、4・12大阪で行われる予定だった世界トーナメント『RISE WORLD SERIES 2020 -63kg』、那須川への挑戦者を決定するアジアトーナメント『RISE ASIA SERIES 2020 -55kg』の開幕戦&リザーブマッチがスライドして行われる。4・12大阪で決まっていたワンマッチの中村寛(BK GYM)vsタリソン・ゴメス・フェレイラ(ブラジル)もスライドして行われることが決定。
また、出場予定選手にはRISEウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)と元ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者スアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ)の名前があがった。
(写真)延期となったWORLD SERIESの開幕戦も行われる
スアキムは4月9日に突然の引退宣言をしたことが日本でも報じられているが、伊藤代表は「スアキムが引退することは去年から聞いていました。実はその前からRISE出場をオファーしていたんです。PKセンチャイムエタイジムから参戦OKとの返事をもらっているので、RISEには参戦します」とのこと。昨年7月に那須川と対戦した58.0kgではなく、体重がもう落ちないとのことから今回は61kg契約での試合となる。
「スアキムがムエタイでの引退を撤回するかどうかはわかりません」と伊藤代表。「おそらく日本では試合をやるような形になるのではないかと思います。日本でも人気がある選手なので今後もRISEでぜひやってもらいたい」と、日本では選手活動を続けていく方向でスアキムと話したいとした。
(写真)延期となったRISE ASIA SERIESの開幕戦も行われる
会場となる横浜のぴあアリーナMMは、みなとみらい線「みなとみらい」駅から徒歩7分、京浜東北線・根岸線「桜木町」駅から徒歩8分で4月にオープンしたばかりの新しい会場。収容人数は最大12,141人。地下1階、地上4階で縦に長い箱型の構造。会場全体でステージを包み込むような臨場感あふれるアリーナで、地上4階まで客席を重ねるように配置しているためどの客席からでもステージを近くに感じられるという。格闘技大会で使用されるのはRISEが初。
伊藤代表は「6月14日は開催へ向けて向かいます。選手たちは練習も満足にできない環境にありますが、みんなで乗り越えてファンの皆さんも含めてみんなでこの大会を開催したい。こういう時期だからこそ大会を開催して、皆さんに元気やパワーを与えられればと思います」と締めくくった。