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【1988年4月の格闘技】梶原一騎追悼『格闘技の祭典』を国技館で開催、あらゆる格闘技が集結した

2020/04/10 20:04
 1986年10月に創刊され、30年以上の歴史を誇る格闘技雑誌『ゴング格闘技』が、秘蔵写真と共に過去4月にあった歴史的な試合や出来事を振り返る。10回目は1988年4月2日に東京・両国国技館で開催された、劇画界の巨匠・梶原一騎氏の追悼記念興行として行われた『格闘技の祭典』。 『あしたのジョー』『空手バカ一代』『四角いジャングル』『キックの鬼』など数多くの格闘技劇画の原作を書き、格闘技界に多大なる影響を残して1987年1月22日に逝去した梶原一騎氏。格闘技を愛し、生涯“男のロマン”を求めてやまなかったその足跡を讃え、両国国技館を舞台に追悼興行が開催された。  この大会にはシュートボクシング、キックボクシング、女子プロレス、プロレス、シューティング(修斗)、ムエタイ、空手、そして異種格闘技戦とあらゆるジャンルが一堂に会した。  オープニングの第1試合にはシュートボクシングが登場し、全日本カーディナル級(現スーパーフェザー級)王者・大津亨一(大阪ジム)と同級1位・大村勝巳(シーザージム)がノンタイトルマッチで対戦。シュートボクシング創始者のシーザー武志自らがレフェリーを務め、両者はシュートボクシングの醍醐味である投げの応酬。ラスト1分でダウンを奪った大村が判定で勝利を収め、場内には「皆さん、これがシュートボクシングです!」とのアナウンスが鳴り響いた。  キックボクシングは3試合が組まれ、MA日本フライ級王座決定戦で対戦した松田利彦(士道館)vs林田俊彦(花澤ジム)は3分5Rを戦っても決着がつかず、延長戦へもつれ込む熱闘で松田が王座に就いた。  梶原一騎原作の『タイガーマスク』となり、新日本プロレスで活躍、日本中にプロレスブームを巻き起こした初代タイガーマスクこと佐山聡は自ら創始した総合格闘技のシューティング(修斗)のデモンストレーションを披露。佐山が技を実演し、ジム生とのデモンストレーションマッチ、ジム生同士のスパーリングが行われた。修斗がプロとして行われるのは1年先となる。また、2代目タイガーマスク(三沢光晴)と初代との対面もリング上で行われた。 空手では6流派・16選手による『空手リアル・チャンピオン決定トーナメント』を開催。各流派の王者クラスが集った画期的なトーナメントの決勝戦は佐竹雅昭vs柳澤聡行の正道会館同士の戦いとなり、再延長戦の末に柳澤が優勝候補の佐竹を判定で下して優勝した。すると柳澤はマイクをつかみ、UWFの前田日明と藤原喜明への挑戦をアピールした。  ムエタイではタイの超一流選手が来襲。ルンピニースタジアム認定ライト級王者サガット・ペッティンディーがラジャダムナンスタジアム認定フェザー級5位ラクティー・ムアンスリンを3RにKOで下し、ルンピニースタジアム認定フェザー級5位ペッダム・ルークボラエと同ジュニアフェザー級3位サムランサック・ムアンスリンの豪華対決はペッダムが判定で制した。  そして大会のハイライトとして行われたのは、藤原喜明(新日本プロレス)とキックボクサーのイサマル・チャンガニー(イラン)による異種格闘技戦だった。当初はロブ・カーマン(オランダ)がチャンガニーと対戦するはずだったが、カーマンが負傷欠場。代わって大会3日前にオファーを受けた藤原が代役を引き受け、3分5R引き分けに終わっている。
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