世界トーナメントに出場が決まっている志郎(左)とアジアトーナメントに出場が決まっている鈴木
2020年4月12日(日)エディオンアリーナ大阪・第1競技場で開催が決まっていた『RISE WORLD SERIES 2020トーナメント 1st Round』は、新型コロナウイルスの影響で中止になることが3月24日に発表された。
大会の中止に伴い、同大会で試合が決まっていたISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)、RISEバンタム級王者・鈴木真彦(山口道場)、RISEバンタム級1位・良星(平井道場)が自身のSNSにファンへのメッセージを動画でアップしている。
アジアトーナメント「RISE ASIA SERIES 2020 -55kgトーナメント」の1回戦で、メールダード・サヤディ(イラン=来日中止で良星に変更)との対戦が決まっていた志朗は「安全面を考えての延期は正しい判断だと思います。今の状況を考えると一人一人が手洗い、うがい、そして人混みを避けて行動することがコロナウイルス収束への道だと思います。日本だけでなく世界的な危機である今を、みんなで力を合わせて乗り越えましょう」と、一人一人が予防に努めてこの危機を乗り越えようと呼びかけた。
「RISE ASIA SERIES 2020 -55kgトーナメント リザーブマッチ」で京谷祐希(山口道場)との対戦が決まっていた良星(最終的にリザーブマッチから繰り上げで志朗との対戦が決まった)は「RISE WORLD SERIESが延期になってしまい心から残念です。ですが選手やファンの皆様の安全を第一に考えた結果だと思うのでご了承お願いいたします。そしてコロナの騒動が一日でも早く収束に向かい、ファンの皆さんの元気な姿を会場で見られることを心よりお待ちしております。僕は6月の試合へ向けてきっちりとトレーニングを積み、調整をしていくので最高の試合を見に来てください」と、早く試合を見てもらえるような状況になることを願った。
アジアトーナメント「RISE ASIA SERIES 2020 -55kgトーナメント」の1回戦で、ケム・チャン(カンボジア)との対戦が決まっていた鈴木は「地元の大阪での試合で、とても気合い入っていて楽しみにしていたので中止になったのは残念ですが、強敵コロナウイルスが目の前に現れたので、皆さんで力を合わせて乗り越えましょう」と、パンチを繰り出して一緒に戦おうとメッセージ。
なお、『RISE WORLD SERIES 2020トーナメント 1st Round』のトーナメント戦は6月14日(日)神奈川・ぴあアリーナMMにスライドされる予定だ。