UFCは4月9日、ホームページ上にて以下の通り4.18『UFC249』の延期を発表した。
◆UFC 249に関するUFC声明(4月10日)
「UFCはUFC 249開催に向けて万全の準備を進めていたものの、ESPNより新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大を考慮し、別途通知があるまで当該イベントならびに以後の試合を延期するよう要請がありました。UFCは可能な限り早いタイミングで完全なるライブイベントを再開できることを楽しみにしています」
当初、同大会は米国ニューヨーク州ニューヨークのMSGバークレーセンターで開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大により同地での開催を断念。
UFCのホームであるラスベガスに新しく建設した会場『The UFC Apex』での開催も検討されたが、ネバダ州のアスレチックコミッションが開催を許可せず、ダナ・ホワイトUFC代表は、自身が保有するプライベート・アイランドで開催するプラン、さらにコミッションの管理が及ばない先住民居留地区であるカリフォルニア州リムーアのタチパレスでの開催が決定と報じられていた。
その後、ジェシカ・アンドラジと女子ストロー級に臨む予定だったローズ・ナマユナスの欠場が報道されるなど、一部ファイターが出場を辞退。開催を1週間後に控えた8日、キャンセルを発表した。
【追記】ダナ代表は、今大会を断念した経緯について、ESPNのブレット・オカモトのインタビュー動画で、UFCとパートナーシップを締結しているESPNとディズニーの「トップレベルから連絡があった」ことを明かしている(ESPNはウォルト・ディズニー・カンパニー(ディズニー・メディア・ネットワーク)傘下のスポーツ専門チャンネル)。
また、タチパレスで大会を開催する予定だったこと。今後のカリフォルニア州の大会を同所で開催すること、「ファイトアイランド」計画が実在し、「現在インフラを整備中」であること、さらに「UFCで解雇されるスタッフは一人もいない」「最初に米国で再開するスポーツになる」と語っている。