女子MMAファイターの渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)は、2019年12月29日(日)さいたまスーパーアリーナ『Bellator JAPAN:Fedor vs. Rampage』の第2試合「Bellator×RIZIN 対抗戦・次鋒戦」で、イララ・ジョアニ(ブラジル)を3R4分39秒、TKOに破った。
柔道の強化指定選手出身で、MMAに転向してからも10戦無敗の快進撃。RIZINとBellatorの対抗戦で勝利したことによりさらなる活躍が期待され、米国進出も今年あるかと思われていたが、現在のところ次の試合予定が決まっていない。
3月26日には『ゴング格闘技』の取材に答え、「毎日、変わらず練習やトレーニングをしています。今は自力を上げるチャンス」と新型コロナウイルスの影響で格闘技大会が次々と中止になる状況下、今は実力をアップする期間だとしていた。
しかし4月5日の夜、渡辺は自身のSNSを更新。「色々と言い聞かせてる。本音はお腹いっぱい格闘技がしたい。試合もしたい」と、入場シーンの写真と共に投稿。本音を吐露した。
このファイターの心の叫びにファンからも「観る方も、腹いっぱい観たいですね」「早く試合が観れるようになればいいなと思います」「楽しみに待ってます」と、試合が観たいとの声があがっていた。
もちろん、渡辺もコロナウイルス感染拡大が収束しなければ大会が行われないのは百も承知。しかし、練習をするにしても試合の日程が決まっている時と決まっていない時では気持ちの張り用が違うだろうし、目標が決まってない中での練習は精神的にもきつい。渡辺が吐露した本音は全ファイターも同じ想いだろう。今は耐える時、と渡辺は自分に言い聞かせている。