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【KHAOS】聴力障害のハンディに負けずプロデビュー戦で勝利した古宮晴「障害を持っている全ての人たちに夢や元気を与えられる選手になりたい」

2020/04/05 16:04
2020年4月4日(土)東京・新宿FACEで開催された『KHAOS.10』の一夜明け会見が、5日(日)都内にて行われた。  3勝3敗で迎えたK-1選抜vs格闘代理戦争・大将戦で、K-1選抜の目黒翔大(優弥道場)を判定3-0(30-28×3)で破り、プロデビュー戦を勝利で飾ると共に格闘代理戦争チームを勝利に導いた古宮晴(昇龍會/SKR連合)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。  AbemaTVのリアリティショー『格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR』で主役級の活躍をした16歳・古宮は、生まれつき耳が聞こえない聴力障害というハンディを持ちながら、1回戦で史上初の3人抜きに成功。準決勝でも2人抜き、決勝でも1勝をあげて合計6連勝を飾ったことで注目を浴びた(7戦目で判定負け)。  プロデビュー戦を終えて「期待してくださった方には不甲斐ない試合してすいません。僕の作戦ではとにかく動いて、手数を当ててカウンターを決める作戦だったんですが、足を止めて打ち合ってしまいました。目黒選手の圧力が凄くて失速してしまったので、そこが反省点だと思っています。でも勝ててホッとしています。AbemaTVのコメントで“テクニックがあった”と温かい言葉があったので嬉しかったです」と、上手くは戦えなかったが安堵しているとの感想。  リングに上がるまでは「初めて入場曲を使って入場したので緊張しました」と言い、「試合が終わるまで(対抗戦の成績が)3勝3敗と気づいていなくて。終わってからKO勝ちしていないのにインタビューがあって、何でかなと思って気づきました。代理戦争チームが勝ったので、勝ててめっちゃホッとしています」と、自分の試合に集中していて対抗戦にまで気が回っていなかったと笑った。  勝因を聞かれると「圧力に負けて下がっていましたが、手数・ヒット数では勝っていたと思います」と冷静な分析。「アマチュアはサポーターなどの防具を付けているので1カ月に何回も試合に出ている人もいますが、プロは1試合1試合に怪我がつきもの。空気感も違うと思いました」とアマの試合との違いを感じたとし、「ダウンを取ったり倒したりとかした方が見ている人は盛り上がるので、倒せる能力を身に着けていきたいです」と、プロは倒せる力が必要だと感じたという。  今後について聞かれると「今回の試合で反省点がたくさん見つかったので、それを修正して自分が理想とするスタイルに近づけて、強い選手を倒していけたらと思っています。最終的にはK-1とKrushの両方のベルトを獲りに行きたいと思います」との目標とともに、「昨日のインタビューでも言いましたが、「障害を持っている全ての人たちに夢や元気を与えられる選手になりたいと思います」と力強く答えた。
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