3月31日(日)の「ONE: A NEW ERA IN TOKYO」両国国技館大会で開幕するフライ級世界GPの組み合わせをチャトリ・シットヨートンCEO&チェアマンがSNSにて発表した。(※【追記】2月27日に全試合順も発表)
すでに発表済みのデメトリアス・ジョンソンvs若松佑弥に加え、日本から和田竜光のGP出場が決定。8戦無敗のブラジリアン・イヴァニルド・デルフィノと対戦することが発表された。
DEEPフライ級王者で、RIZINでは現UFCファイターのカイ・カラフランスにも判定勝利している実力者・和田はONEでは1勝2敗。
2018年7月のONEデビュー戦で強豪リース・マクラーレンにスプリット判定負けも、11月にユージーン・トケーロに得意の右ロー、右ストレートを当ててのバック奪取&リアネイキドチョークで一本勝ち。2019年1月のダニー・キンガド戦では競り合いの末に判定負けを喫していた。
対するイヴァニルド・デルフィノは、MMA8戦無敗。5つの一本勝ちと1KOを記録するなど、強いフィニッシュ力を持つ。
和田vsデルフィノと同じブロックでは、ジョンソンvs若松が組まれており、DJは日本人ファイターの壁となる。また別ブロックでは、カイラット・アクメトフvsリース・マクラーレン、ダニー・キンガドvsアンドリュー・レオーネが決定。
25勝2敗カザフスタンのアクメトフはその2敗がONEでの黒星。アドリアーノ・モライシュ、ジェヘ・ユースタキオにいずれも再戦で判定で敗れている。
12勝5敗の豪州のマクラーレンはONEでは和田竜光、ジアーニ・スッバ、ムイン・ガフロフ、マーク・ストリーグルに勝利し、黒星はケビン・ベリンゴン、ビビアーノ・フェルナンデスのトップにしか敗れていない。
11勝1敗、フィリピン・ラカイのキンガドは若松、和田に判定勝ちするなど4連勝中と上り調子。唯一の黒星はアドリアーノ・モライシュにRNCで一本負けした2017年11月の試合のみとなる。
対する米国のレオーネは8勝4敗。2013年からONEに出場し、ユースタキオに判定勝利後、BJ、岡嵜康悦と日本人相手に連勝もBJ小島戦では体重超過。その後はビビアーノ、ベリンゴンに敗れている。
事前の煽り映像に姿が見受けられ、1月にユースタキオに判定勝利し、キンガド、アクメトフにも勝っているアドリアーノ・モライシュの名前が無かったものの、何れ劣らぬ強豪揃いで、米国に並び、2選手の参加となった日本の和田と若松、ニューフェイスの参戦も楽しみなフライ級GPとなった。
なお、前日には、チャトリCEOは岡見勇信との契約も発表しており、デビュー戦がいつになるのか、83.9キロとなるONEウェルター級でどのようにフィットするのか、注目される。「チャンピオンになります」という岡見が見据えるONEの現時点でのウェルター級王者はゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)。3月8日のミャンマー大会でゲオルギー・キシギン(カザフスタン)を相手に初防衛戦を行う予定だ。