2020年4月19日(日)神奈川・横浜アリーナにて開催予定だった『RIZIN.22』の中止が4月2日、主催者より発表された。
RIZINは2日19時より、榊原信行CEOによる会見を公式YouTube LIVEで生配信。同会見で榊原CEOは「まず最初に、残念ながら世の中の新型コロナウイルスの終息がどっちに進むかわからないなか、何としても4月19日の横浜アリーナ大会を実現したいという思いで3月いっぱいまで待機をしていましたが、断腸の思いではありますが、中止とさせていただきます」と横浜大会の中止を発表。
さらに、「3つの密を避けることが言われていますが、格闘技イベントはそれにドンピシャであり、観客の皆さん、出場選手・関係者の安全を担保できると、自信を持って言える状況にない」と中止の理由を語った。
選手たちは「朝倉未来vs朴光哲ら、トップどころは全員準備できていました」(榊原CEO)というなか、4.19横浜大会に続き、5月17日に企画されていた「RIZIN仙台大会も併せて中止」が決定。すでに購入されたチケットに関しては払い戻しが行われ、詳細はHPにて週明けに発表される。
新型コロナウイルスが世界で感染拡大のなか、3月31日には、横浜大会に出場予定だったRIZINバンタム級王者マネル・ケイプ(アンゴラ)が、UFCと4試合の契約を締結したことを発表するなど、RIZINをめぐる状況が激動していた。
4月2日は都内で1日としてはこれまでで最も多い97人の新型コロナウイルス感染が確認され、国内感染者が2649人(※クルーズ船の感染者を合わせると3361人)と発表されたばかり。1日には、東京都と神奈川、埼玉、千葉の3つの県の知事らがテレビ会議を開き、不要不急の外出や夜間の外出を控えることなどを求める共同のメッセージを発表していた。