2019年9月、Krush王座を奪取した際には母をリングに上げてベルトを渡したレオナ
K-1やKrushで活躍中のKrushスーパー・フェザー級王者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)。母親ががんで闘病中であることを公表し、「母ちゃんが元気になれるようにK-1のベルトが獲りたい」とアピール。母にも世界一になると約束していたが、間に合わなかった。
レオナは4月1日に「本当にありがとう。世界一に必ずなるよ」とSNSに投稿。そして2日の午前8時ごろ、母と弟で同じくファイターの加藤虎於奈と3人で撮影した写真を添え、「2人で必ずチャンピオンになるから天国でゆっくり休んでてね。本当に今までありがとう!」と、母が天に召されたことを明かした。
この投稿には多くのファンからお悔やみの言葉や応援メッセージが寄せられている。K-1王座への挑戦をアピールするレオナ
レオナは2019年4月のK-1記者会見で「今回の試合は特別に大切な試合だと思っています。タイムリミットが迫っているので、勝って一刻も早くチャンピオンになりたい」と挨拶。その理由を聞かれると「大切な人が大きな病気になっていて先が長くない。早くチャンピオンになった姿を見せたいので、必ず世界チャンピオンになります」と打ち明けている。
また、3月のK-1さいたまスーパーアリーナ大会で村越優汰にKO勝ちした後にも「オレにはもう本当に時間がない。あと1歩なんだよ。間に合えよ」「母ちゃんとの約束を守るために、オレは必ずK-1チャンピオンになる」と、母にK-1王者になった姿を見せたいと自分に言い聞かせるように投稿を繰り返していた。
母に見せたいとの想いは叶わなかったが、母と交わした約束は変わることはない。レオナは改めてK-1王者になると亡き母に誓った。
2人で必ずチャンピオンになるから天国でゆっくり休んでてね。本当に今までありがとう!!! pic.twitter.com/02rJvk5JY4
— レオナ・ペタス (@rerereoooo) April 1, 2020