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インタビュー

【K-1】武尊が「それでも、挑み続ける」理由。「まだ満足できないっていうハングリーさが常にある」

2020/04/01 16:04
「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN K'FESTA.3」で、タイのペッダム・ペットギャットペットに2R49秒でKO勝ちしたK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、「アバルト」の特設サイト「The SCORPION SPIRIT“挑戦”」に登場。自身の格闘技の原点と「それでも、挑み続ける」理由について語っている。 「格闘技を始めたときはすごく弱くて」──小学校2年から始めた空手の経験を振り返った武尊。  公開されている動画等では、「どれだけ痛くても倒れちゃダメだし、うずくまって泣いていても誰も助けてはくれない。いま、どれだけ苦しくても、絶対に倒れずにいられるのは、その時に先生が身体に染みつけてくれたものがあるからだと思っています。それが、精神力が鍛えられた理由のひとつだと思う」と、現在のタフな自分を培った原点を語る。 「K'FESTA.3」では元BBTVスタジアム認定フェザー級王者の強烈なミドルキックをもらいながらも、前足への粘り強いローキックやボディ打ちで上下に散らせて、最後は打ち合いにも強い相手に接近戦を挑み、左右のラッシュでペッダムをマットに沈めた。 「試合って身体の戦いではあるんですけど、僕はもう気持ちの戦いだと思っていて、どっちかが立っていて、どっちかが倒れている図式が、勝者と敗者の姿かなって。戦うときはやっぱり独りだし、孤独って辛いけど、これって特別に選ばれた人しかできないから、なんかある意味、神様が与えてくれた試練なのかなって」と、戦いにおける気持ちの重要性と、そこに向かう孤独な作業を明かした武尊。 「自分が絶対に勝つっていう気持ちが強いから、試合中とかも負けるっていう選択肢は、一切考えない。そう信じているからこそ、良い結果を出し続けることができているんだと思います」  信じる力が勝利に繋がっているという武尊は「勝ち続ける、その強さのモチベーションは何か」と問われ、以下のように答えている。 「ずっと……毎日毎日、全力でやっているのに、なんか満足できない。世界チャンピオンになった時も、まったく満足できなかったんです。まだ満足できない、まだ満足できないっていうハングリーさが常にあります。だからこそ、モチベーションが保たれているのかなって思いますね」  満たされない思い、飽くことのない格闘技への挑戦。7月26日(日)には、K-1初の九州上陸となる福岡大会が決まっており、「日本全国の人にK-1の舞台を知ってもらいたい。それを試合で見せていきたいと思っています」と出場を望んでいる。 「K-1は、僕の人生を支えてくれた。そのパワーをひとりでも多くの人に受け取って欲しい。今のK-1を、僕が憧れていたK-1以上のものにするために。K-1を変えたい。格闘技界を変えたい。それが一番やりたいことですね」  武尊のリアルな姿に迫った特別動画「ABARTHブランドムービー」は現在、公開中だ。
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