ドージョー・チャクリキ・ジャパンのノブ ハヤシ館長が、3月22日(日)にクロアチア・ソリンの自宅にて65歳で亡くなった初代K-1ヘビー級世界王者ブランコ・シカティック(クロアチア)に追悼のコメント。
シカティックは2018年に肺血栓症で入院、ICU治療を行って以来、パーキンソン病等の併発もあり、ここ2年程は家族の支えのもとクロアチア・ソリンの自宅での闘病生活を送っていた。3月22日(日)に肺血栓症の悪化により帰らぬ人となった。
ハヤシは高校卒業後、単身オランダへ渡りドージョー・チャクリキに入門。キックボクシングを学んだ。シカティックもドージョー・チャクリキで育ったため、2人は兄弟弟子の関係となる。
「ブランコ・シカティックさんと初めてお会いしたときには、彼の眼光はとても鋭く、ほんまに怖い人だなって思いました。でも、その後に何度も会ううちに、本当は気が優しい人だとわかってきました。そして格闘技に対してはとても熱い人だと知るうちに怖さは尊敬の気持ちに変わりました」と、シカティックとの思い出を語るハヤシ。
「僕が白血病から復活したとき、優しい笑顔で喜んでくれたことを思い出します。また大好きなワインを飲んで、陽気に酔っ払った姿も最高でした。ブランコさん、あなたが居なくなってとても寂しいです。出来ればもう一度会いたかった。偉大なるK-1チャンピオン、安らかにお眠りください」と悲しみを伝えた。
また、1997年3月にシカティックと対戦している武蔵は自身のSNSにて「ブランコさん…ありがとうございました。御冥福をお祈り致します」とのコメントを投稿している。