初来日のメヒア(右)を迎え撃つ野杁
2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』の前日計量&記者会見が、21日(土)都内にて13:00より行われた。計量は全選手が無事パスしている。
第11試合のウェルター級スーパーファイトで対戦する、第2代K-1スーパー・ライト級王者の野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は67.3kg、ISKA世界ウェルター級王者ダビド・メヒア(ポルトガル/スペイン)は67.2kgでそれぞれ67.5kgのリミットをパス。
野杁は「明日は(ウェルター級の)タイトルマッチが組まれているが次の挑戦者は野杁だと言われるような試合内容、結果が求められると思うので明日はしっかりいい内容でいい勝ち方して次の挑戦者に選ばれたい」と、久保優太vsジョーダン・ピケオーの勝者に挑戦できる結果を残したいとする。
メヒアの印象については「向かい合った時に相手の目を見ても自信がありそうな顔をしていた。調整してきたんじゃないかって印象がある。自分は特にいつもと変わらずです」と答えた。
対するメヒアは「この場にいられることを嬉しく思います。準備は万全です。明日を楽しみにしています。相手と向かい合って野杁が強い選手だと分かった。しかし彼の上を行く練習を積んできたので、素晴らしい試合を見せてこの階級で活躍していきたい」と、野杁を倒してK-1ウェルター級戦線に名乗りをあげたいという。
また、計量時に『ドラゴンボールZ』のパンツを履いていたことについて聞かれると「とても好きだし、明日に備えて力をもらったと思っています。やっぱり悟空は最高だね!」と嬉しそうに答えた。
第10試合のスーパー・フェザー級スーパーファイトで対戦する、第2代K-1 WORLD GPフェザー級王者・村越優汰(湘南格闘クラブ)は59.9kg、Krushスーパー・フェザー級王者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)はリミットちょうどの60.0kgでそれぞれ計量をパス。
村越は「減量だったりでストレスが凄い溜まっていてイライラしているので、明日はそれをぶつけます」と不機嫌そうに答える。
レオナは「K-1ではそんなに認知されていないので、明日は村越選手を倒して年内に武尊選手まで行きたいと思うので、明日しっかり勝って宣戦布告したい。相手を見て一階級下の王者だったので小さいと思った。でも身体で戦うタイプではないので気にしてない。ワクワクしています」と、村越に勝って打倒・武尊へ一歩進みたいとする。
村越は身体が小さいと言われたことには「別にそれは小さくても俺はパワーだったりじゃないので全く関係ない」と一蹴。レオナに睨まれたのを無視したことについては「特に…(色が)白いなってくらいですね。試合が決まった時も睨まれたが、別に。ムカつく顔しているなってだけです」と答えた。無視されたレオナは「殺気が足りないと思った」と言ってニヤリ。
また、レオナは「ここからやっとK-1のチャンピオンに挑戦するストーリーが出来ていると思うのでワクワクしている。早く明日になって欲しい。武尊選手がそこにいるので聞こえると思うが、この試合に勝つので待っていてくださいって感じですかね」と、武尊に向かって言い放った。
▼第9試合 スーパーファイト K-1スーパー・バンタム級 3分3R・延長1R
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/Krushスーパー・バンタム級王者)=54.9kg/左
「いよいよ明日って感じです。楽しみです。感じるものは別になかったです。この試合へ向けてできることは全部やってきました。手応えしかないです。早く終わらせます」
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第3代Krushバンタム級王者)=55.0kg/右
「明日は別に打ち合いでもいいし蹴り合いでも何でもいい。すぐ終わるような試合になると思うので注目してください。別に何も感じなかったし明日は倒すだけ。注目してください。特にないっす」
▼第8試合 スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R+延長1R
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第2代Krushフェザー級王者)=57.4kg/左
「明日は隣のトムヤムクンをぶっ倒してベルトへの挑戦権を獲得します。相手の身体を見て思ったのはムエタイNO.1って感じ。心境はまあ普通っす」
ジャオスアヤイ・ソー.デッチャパン(タイ/K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント準優勝)=57.0kg/右
「現在の体調は100%で戦う準備はできています。相手の身体を見てしっかり準備してきたと思う。明日は必ず勝ちます」
▼第6試合 スーパーファイト K-1スーパー・ライト級 3分3R・延長1R
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第4代Krushスーパー・ライト級王者、第3代Krushライト級王者)=65.0kg/左
「いつもどおり攻めて攻めて攻めまくります。ゴールデンフィストを期待してください。見た感じはいつもどおり身体が緩いと思った。でも身体で試合をするわけじゃないので、身体が全ての実力ではないので気持ちとしてはいつもどおりの平常心。明日爆発させます」
寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)=64.9kg/右
「やれることはやってきました。明日は暴れるだけです。イメージは何も変わってないです。自分の中でずっとずっと1カ月以上イメージしてきたので心境も何も変わってないです。目を合わせても向こうもしっかりと仕上がってきていると思ったので、明日は熱い試合が出来ると思います」
▼第5試合 スーパーファイト -61kg契約 3分3R・延長1R
SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)=60.9kg/左
「1月に次女が生まれてお金がかかるので、KO賞が欲しいのでぶっ倒して勝ちます。(相手は)試合を見て強いと思ったんですが、目を見た時にこれはいけると思った。心境としては夜中にずっと水抜きしてる時に奥さんのお祖母ちゃんが不幸ごととかにあって……さっきも長女の卒園式があっていろいろ気合いも入ったので、もうぶっ倒すしかないなって感じですね」
友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM)=61.0kg/右
「欠場が出て代役で出させてもらうチャンスをもらえたので、しっかりものにしてKOで勝ちます。(相手は)気合いが入っているなと思いました。計量が終わって一安心しているので、これからご飯を食べてリカバリーして明日に臨むだけです」