2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』に参戦する、FKR-PROウェルター級王者ミラン・ペイルス(スロバキア)が19日(木)都内にて公開練習を行った。
「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」の1回戦で城戸康裕(谷山ジム)と対戦するペイルスは身長180cm、27歳、戦績は45勝(22KO)7敗1分。東欧の格闘技イベント『W5』で頭角を現し、現在はオランダを中心に活動するヨーロッパの『Enfusion』が主戦場。パンチ主体のファイトスタイルで、突進力を活かした回転の速いパンチの連打を得意とする荒々しいスタイル。
公開練習では左右に構えをスイッチし、パンチ、ハイキックや打点の高いヒザ蹴りを突き上げるなど多彩なテクニックを持っているところをアピールした。
「コンディションはとてもいい。トーナメントへ向けて頂上に達せられるように頑張りたい。K-1に初参戦できたことは光栄に思う。参戦することが夢だったのでとても嬉しく思っている」とペイルス。
「小さい頃はサッカーをやっていた。その後はボクシングに興味を持って、ムエタイにも興味を持って格闘技をやるようになった」と言い、「自分の持ち味はダイナミックなところだ。そして力強い動きが出来る。あとはコンディションを整えて自分の力を発揮することが目標」だと話す。
1回戦で対戦する城戸については「経験豊かな選手なので、勝つことを重要視している。誰が頂点に行ってもおかしくないトーナメントだが、できれば優勝を狙いたい」と、1回戦からレベルの高いトーナメントになると気を引き締めている。
ミット打ちで見せた打点の高いヒザ蹴りについては「特に得意な技というわけじゃないよ。いろいろな場面を想定して、ハイキックやヒザ蹴りを含めてバランスよく柔軟な戦い方がでできるように練習しているんだ。どういうスタイルかではなく、バランスのいい戦いができるように常に練習している」と、オールラウンダーを目指しているとした。スイッチについても「どちらが得意ということはない。両方できる」と器用な選手のようだ。
「左右はもちろん、キックとパンチ、いろいろな技が繰り出せるように意識している。コンプリートなファイターを目指しているから、複雑にいろいろなスタイルが絡み合ったスタイルを心掛けています」
また、K-1でも今後活躍していきたいかと問われると「先のことは優勝してから考える」と慎重なコメントを残した。