十代での戴冠を狙う古瀬。
2020年5月6日(水・祝)東京・後楽園ホール『DEEP JEWELS 29』で、アム・ザ・ロケット(タイ/Tarnthong Gym) と「DEEP JEWELSミクロ級トーナメント決勝」を争う古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)が、ゴン格の取材に答えた。
優勝すれば19歳でDEEP JEWELSミクロ級王者となる大一番を迎えるわけだが、「私自身、まだコロナの影響を受けることはありませんが、5月に試合ができるかすごく心配です。応援してくれるみんなが、いつも以上に試合を楽しみにしてくれているので…」と、3月は格闘技イベントの中止・延期が相次ぎ、先行きも見えないことから大会の開催が一番の不安だという。
気を取り直して女子大生として春にしてみたいことはと聞くと、「春ですが基本的に練習以外にしたいことはないです。どこかへ遊びに出掛けたりすると、美味しいものが目に入って我慢するのが辛いです。グアムや沖縄とか、南の島で海の入れる綺麗なところに合宿に行きたいです。今はとにかく練習がしたい」と、タイトルマッチへ向けて遊んでいる暇はないとする。
対戦するアムはムエタイで80戦以上の戦績を誇り、2012年にWMC女子ミニフライ級王座、13年にWPMF女子ミニフライ級王座を獲得。JJIF柔術の黒帯を持ち、17年アジア選手権を始め、数々の大会で金メダルを獲得。MMAではRIZINで浜崎朱加、山本美憂と対戦していずれも敗れているが、DEEP JEWELSでは3戦全てで一本勝ちを奪っている。
その強敵を「とにかく強い」と評する古瀬だが、「だけど、相手も人間だから私の最高の蹴りやパンチが一発顔に当たれば絶対に倒れるんだ、と常に思っています。絶対に勝ってベルトを巻きます。私は私の運を信じます!」と、“最高の一発”を炸裂させたいと語った。