ライト級次世代対決、里見(左)vs瓦田が決定
2020年4月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.113』の追加対戦カードが、3月12日(木)都内で行われた記者会見で発表された。ライト級で里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)vs瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)が決定。
里見は13勝(7KO)8敗1分の戦績を持つ22歳。昨年8月の再起戦で、ベテランの山本真弘から得意の左ストレートでKO勝ちして名を上げた。スーパー・フェザー級からライト級に階級を上げて臨んだ2019年6月のK-1 WORLD GPでは大沢文也にワンマッチで判定負け。9月のKrushでは横山巧に1RでKO負けで連敗を喫したが、今年1月の金子大輝戦では得意の右のパンチを炸裂させてKO勝ちした。
瓦田はアグレッシブなファイトスタイルでデビューから5連勝。その後は東本央貴、川崎真一朗、ワン・ジーウェイに敗れたが、蓮實光と前戦の稲垣柊にはKO勝ちしてる。K-1ジム総本部の若手リーダー格。戦績は7勝(5KO)3敗。
里見が「ここで止まっていられない。今年はタイトルに近付きたいので一番のインパクトを残してKOで勝とうと思っています」と言えば、瓦田は「前回の里見選手と金子選手の試合を見ていて、どっちかとやるかなって思って見ていました。だから試合が決まった時はもう気持ちの面では出来ていました。最高の状態で臨みたい」と、すでに戦う予感がしていたという。
お互いの印象を聞くと、瓦田は「試合の中ではいいリズムの時と悪い時があるイメージ」、里見は「背が高くて、ライト級の中でテクニックは凄くあると思う」とそれぞれ評し、「ライト級に上げたばかりの時は考えていませんでしたが、この前、誰と戦う可能性が高いかと考えたら里見選手が一番高いと思って意識して見ていました」(瓦田)、「あまり自分は意識していませんでした」(里見)と、瓦田の方が先に意識していたようだ。
瓦田は「タイトルマッチもそうですが、7月に地元の福岡でK-1の試合があるので自分が出たい気持ちが強いです。だからと言ってそこへ向けてどうよりも、目の前に集中して骨が折れても怪我しても里見選手に勝つ気持ちの方が強いです」と、まずはこの一戦に集中すると言い、里見は「プロで20戦を超えてそろそろタイトルに絡んでいきたいと思っているので、ここで止まってはいられない。インパクトのあるKO勝ちをして次に進みたいです」とタイトルマッチを見越しており正反対。
里見は「自分のやることはしっかりKOすること」だと言うと、瓦田は「相手のいいところを消して、自分のいいところを出せれば自分の思ったような試合運びできるかと思っているので、いかに相手のいいところを消せるかです」と、里見を“ライツアウト”するとする。「里見選手はリズムが悪くなることがあって、こういうリズムだと強いなと見ていて感じます。そこはどういう試合展開になるか分かりませんが、相手のいいところも出るでしょうが自分のいいところがそれ以上に出て、それがKOにつながれば理想的です」と、かなり研究していることをうかがわせた。
そして最後には「今年は格闘技に命を捧げて、全力で格闘技で行くと決めています。2020年一発目から期待して欲しい」(瓦田)、「自分と瑠久でこの大会を盛り上げて、今年はinfinityが波に乗ってみんなで切磋琢磨して頑張ろうと思っているので、infinityに注目してください」(里見)と、それぞれアピールした。
▼Krushライト級 3分3R・延長1R
里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)