未だ無敗の金子は、玖村もクリアーして無敗のままタイトルマッチへたどり着けるか (C)K-1
2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』に出場する、第3代Krushバンタム級王者・金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が11日(水)都内所属ジムにて公開練習を行った。
金子はKrushスーパー・バンタム級王者の玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦する。
入念に2Rのシャドーボクシングをこなして息を上げ、2分1Rのミット打ちへ。この日は金子の出稽古先でもあるIDEAL GYMの渡辺理想会長を相手に、スピード感溢れるパンチから蹴りへのコンビネーションを次々と繰り出しつつ、渡辺会長の攻撃をかわして強烈なリターンを浴びせるなど実戦さながらのミット打ちを披露。金子自身「プロとしてダラダラやるのは嫌」と語るように緊張感溢れるミット打ちとなった。
昨年8月以来の試合となる金子だが「調整はしっかり出来た」とコンディション的な不安要素はなし。年始にはタイの名門ジム・ペッティンディーアカデミーへの武者修行も敢行し「タイ人と練習して日本人にはない何かがを感じて、それがすごく勉強になった。タイ人と練習してタイ人に合わせるよりも、自分の動きを活かす方が良いと思った」と自身のファイトスタイルへの自信が一層深まったという。
プロ戦績9戦9勝と未だ無敗、そのファイトスタイルからも金子に期待し、幻想を抱くファンも多い。しかし金子は自分の現在の立ち位置を客観的に認識し、その上で己の強さの部分には絶対の自信を抱いている。
「幻想というか、自分はまだ単純にトップに立ってないので、そう言われてもそんなに気にしてないっす。周りに強く見られてるとか見られてないとかじゃなくて、強く見られてなくても上に行った方がいい。(例えば武居・玖村にスピードでは負けない自信がある?)スピードもそうですし、パワーも別に負けてないと思います。全体的にレベルを上げて“これだけは負けない”よりも全部で勝っていきたいと思います。(現時点で武居と対戦しても普通に勝つ自信がある?)全然あります」
『K'FESTA.3』でも要注目のスピードスター同士の一戦。軽量級ならではのノンストップバトルが期待されている試合でもあるが、金子は「ある程度相手の動きを見切ったら倒しに行く。(玖村は圧勝宣言をしていたが?)自分も全く同じ」と玖村の動きを読み切った段階でKOすると予告。
さらに「きれいに勝ってKOして、次はタイトルマッチをやりたい」と、この試合でビッグインパクトを残して、スーパー・バンタム級王者・武居由樹の首を狙うと明言した。
最後にも「今回の試合をしっかり倒して勝って、次はタイトルマッチをやりたいと思っているので、みなさん応援よろしくお願いします」と改めて武居に宣戦布告した。