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インタビュー

【Krush】新スーパー・バンタム級王者・玖村将史「軍司戦は打ち合いの中でもしっかり見ながら倒す練習をしてきた」、レオナ「僕が挑戦者にふさわしい」、里見「剣闘士選手の覚悟を決めた戦いが勉強になった」、RUI「僕のヒザ蹴りだったら植村選手に効く」=「Krush.98」一夜明け会見

2019/02/18 19:02
 2月17日(日)東京・新宿区の「GSPメディアセンター」にて「Krush.98」の一夜明け会見が行われた。 メインイベントとなった第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント・決勝戦で軍司泰斗と対戦した玖村将史。的確にカウンターの左フック、右ストレートをヒットさせるなど宣言通りパンチの攻防で軍司を上回り、Krush無敗のまま王座を奪取した。 一夜明け会見では「向こうが蹴りを警戒しているのが分かって、1Rのインターバルの時に『パンチで行っても大丈夫だ』と思って、パンチで行く作戦に変えました。打ち合いの中でもしっかり見ながら倒す練習をしてきて、倒せはしなかったんですけど、良い経験になったかなと思います」とパンチの的確さで相手を上回ったことが勝因だったと明かす。 試合後には兄・修平と共に涙を流していたが「何か夢を見ているような感じで、あんまり覚えなくて『ベルトを獲れたんやな……』って感じでした。この半年間、ずっとこのベルトのことだけ考えてやってきたので、やっと獲れたなって想いで、涙が出ちゃいました」とベルトを巻いた瞬間の心境を語り「自分を狙う強い選手がどんどん出てきて、ファンの人たちが『玖村とやったらどうなるんだろう?』とワクワクするような試合をしていきたい」と新チャンピオンとしての意気込みを語った。◆玖村将史「Krushのチャンピオンとして、K-1のチャンピオンと戦わないと。次の6月大会でも全然いい」 ──王座戴冠から一夜明けた感想を。「第6代Krushスーパー・バンタム級チャンピオンの玖村将史です。昨日は応援ありがとうございました。試合が終わって、とりあえず王座決定トーナメントを優勝できてほっとしてます」──軍司と戦っての印象は?「やっぱりパンチは強かったです。でもその中でもジムでしっかり対策してたんで、パンチが強いのは想定内で予想通りかなって感じでした。(蹴り主体の1Rから、2R以降はパンチ主体の戦い方になったが?)向こうが蹴りを警戒しているのが分かって、1Rのインターバルの時に『パンチで行っても大丈夫だ』と思って、パンチで行く作戦に変えました」──試合前からお互いパンチがキーになると話していたが?「打ち合ってラッキーパンチが当たった方が勝ちという試合は嫌やったんで、打ち合いの中でもしっかり見ながら倒す練習をしていました。倒せはしなかったんですけど、良い経験になったかなと思います」──ラウンドの後半に印象付ける攻撃をしようと意識していた?「ラウンド後半に印象付けようとは思ってなかったんですけど、向こうもラウンドの始めはスタミナもあって元気やったんで、後半勝負しようという話はありました。その練習してたことが自然に出たかなって感じでした」 ──試合後には兄弟揃って涙を流していたが、その時の心境は?「何か夢見ているような感じで、あんまり覚えないんですけど『ベルトを獲れたんやな……』って。この半年間、ずっとこのベルトのことだけ考えてやってきたので、やっと獲れたなって想いで、涙が出ちゃいました。(兄の修平選手とは試合後に何か言葉をかわした?)しゃべったんですけど、覚えてないです(笑)。(チャンピオンになって、周りからの反響は?)SNSとか連絡とかでもめっちゃ反響が大きくて、色んな人に『おめでとう』とメッセージをもらったり、友達からも連絡がたくさん来て『やっぱりチャンピオンは違うな』って改めて思いました」──昨日もリング上で発言していたが、色んな選手から『玖村将史と戦いたい』と言われるようになるのが理想のチャンピオン像?「そうですね。同じ選手同士でずっとやってても盛り上がらないと思うんで。やっぱり強い選手が出てきて『その選手と玖村がやったらどうなるんだろう?』というような、ファンの人たちがワクワクする試合をしていかないといけないなと思っています。どんどん強い選手が出てきて欲しいと思ってます」──バックステージでは武居由樹選手とやりたいと話していたが、今後の具体的な目標は?「やっぱりチャンピオンになったんで、Krushのチャンピオンとして、K-1のチャンピオンとやらないといけないと思っています。僕は次の6月大会(6.30K-1両国国技館大会)でも全然いいんで、お願いします」──ファンへメッセージを。「昨日は応援ありがとうございました。これからもっとチャンピオンとして圧倒的な存在になっていくんで、これからも応援よろしくお願いします」 ─────────────── レオナ・ペタス、朝久泰央との実力者対決に勝利!「朝久選手のリベンジやベルトに対する執念を受け止めた上で僕が勝った。次は誰が相手でも実力で自分の強さを分からせる」  第8試合で朝久泰央と対戦したレオナ・ペタス。1Rに右ストレートからパンチの連打をまとめてダウンを奪い、スーパー・フェザー級実力者対決を制した。 一夜明け会見でレオナは「昨日の試合は、僕が『マットに沈める』とずっと言ってたんですけど、朝久選手が凄い気持ちが強くて、僕が倒したかなと思う攻撃を何発も入れても、全然倒れなくて。気持ちがめちゃめちゃ強かったなと思いました」と最後まで食らいついてきた朝久を称え「朝久選手のリベンジやベルトへの執念を凄く感じた。それも受け止めた上で僕が勝った。僕が挑戦者にふさわしいんじゃないかなって思います」と改めて我こそが次期挑戦者にふさわしいとアピールした。 ◆レオナ・ペタス「対戦相手を研究しても、自分が成長しなきゃ意味がない」 ──試合から一夜明けた感想を。「昨日の試合は僕が『マットに沈める』とずっと言ってたんですけど、朝久選手が凄い気持ちが強くて、僕が倒したかなと思う攻撃を何発も入れても、全然倒れなくて。気持ちがめちゃめちゃ強かったなって思いました」──2度目の対戦で朝久選手の成長は感じた?「朝久選手はやっぱり凄く体力があったなと感じるし、自分のリズムに持っていくのが上手いなって感じましたね」──ダウンを奪ったシーンは試合前からイメージしていた?「朝久選手が独特のガードをするのは映像で見ていました。でも試合ではそこまで考えてなかったし、試合の時の自分の動きの方が大事かなと思ってるんで、直感でやったって感じですね」──ヒザ蹴りも朝久選手の連打を止めるキーポイントになっていたが?「基本的に僕は人の試合を見て対策を立てるというのはなくて『この選手はこういう動きするんだな』ぐらいで流して見るんです。結局、対戦相手を見ても、自分が成長しなきゃ意味ないんで、自分の伸ばせるところを伸ばそうっていう考えです。だから自分がヒザ蹴りを武器にしているんで、日頃から練習してるんで出したって感じですね」 ──会見では『誰がチャンピオンにふさわしいか分からせる試合する』と発言していたが、宣言通りのハイレベルの試合を見せられた?「そうですね。試合をしてみて、朝久選手のリベンジへの執念や、ベルトに対する執念を凄く感じました。それも受け止めた上で、僕が勝ってるんで、僕が挑戦者にふさわしいんじゃないかなって思いますね」──試合後のコメントでは『今年はベルトコレクターになりたい』と発言していたが?「あれはちょっと興奮し過ぎて言っちゃったんですけど(苦笑)、僕はKrushのベルトが一番欲しいんで、Krushのベルトを本当に獲りたいです」──ファンに向けてメッセージを。「昨日は応援していただきありがとうございました。次の試合はタイトルマッチになるかどうか分からないですけど、それはタイミング次第だと思ってるし、次の試合はデビュー戦の選手からチャンピオンまで、僕に勝てると思ってる選手がいるんなら実力で分からせてやろうと思ってるんで、また応援よろしくお願いします」 ─────────────── 里見柚己、苦戦の末の勝利で次こそ爆発する!「覚悟を決めて戦う選手は本当に強い。剣闘士選手の覚悟を決めた戦いは勉強になりました」  第7試合で剣闘士“俊”と対戦した里見柚己。1Rは左ミドルで主導権を握るも、試合後半は剣闘士のボディ攻撃に苦しめられ、延長戦で辛くも判定勝利を収めた。 一夜明け会見で里見は「KOしたかったんですけどできなくて……自分の中で本当に納得いかなかったので、すぐに修正してもっと強くなりたいと思います」と自らの戦いぶりに悔しさを滲ませつつ「あれだけ覚悟が見える選手は剣闘士選手が初めてだった。戦っていて『覚悟が決まってるな』と自分も感じて、改めてそういう選手は強いと思った」と剣闘士の覚悟を決めたファイトを賞賛。「剣闘士選手の覚悟を決めた戦いは、本当に自分に勉強になりました。またこれで自分も強くなれるので、剣闘士選手には本当に感謝してます」とこの経験を糧に飛躍すると誓った。 ◆里見柚己「蹴りが顔に入って相手が効いていて(目が)見えてなかったのも分かったけど、詰め切れなかった」 ──試合から一夜明けた感想を。「昨日はたくさんの応援ありがとうございました。KOしたかったんですけどできなくて……自分の中で本当に納得いかなかったので、すぐに修正してもっと強くなりたいと思います。昨日は自分の中で本当に勉強になった試合でした」──試合前は『圧倒する』と語っていたが、実際に剣闘士選手と戦ってみた印象は?「ベテランというか、本当に今まで戦った中で、あれだけ覚悟が見える選手は初めてでした。戦っていて『覚悟が決まってるな』と自分も感じて、やっぱりそういう選手は強いなって改めて思いました」──3Rは腹を効かされて苦しい展開だったが、そこから延長戦で盛り返せた要因は?「見ている人たちには印象的にボディが効いてると見えたかもしれないですが、自分的には疲れとかバテていた方が大きくて、ボディはそんなに効いてなかったです。でも本当に見栄えや印象は良くなかったですね(苦笑)。延長戦ですぐに蹴りが顔に入って、相手が効いていて(目が)見えてなかったのも分かったんですけど、そこで詰めれなかった自分の甘さもあったり、あとは本当に剣闘士選手の覚悟を決めたスタイルが全てですね」 ──減量の影響はなかった?「減量後も今回は全然調子も良くて、しっかり回復もできて、アップの動きも全然悪くなかったです。やっぱりあの剣闘士選手のスタイルがやりづらかったというのがありますね」──『この試合でしっかりKOして、リングの上で言いたいことがある』と発言していたが、それは次の試合でKOするまでお預け?「そうですね。昨日言いたかったんですけど、またそこはKOしてリングで言いたいし、全然昨日の試合は納得できてないんで。でも昨日の剣闘士選手の覚悟を決めた戦いは、本当に自分に勉強になりました。またこれで自分も強くなれるので、剣闘士選手には本当に感謝してます」──ファンへのメッセージを。「昨日は本当にたくさんの応援ありがとうございました。また次の試合はいつになるか分からないですけど、休んでる暇もないんですぐに練習します。修正点ばっかりで、本当に昨日は自分の中で課題も見つかり、勉強になった試合でした。最近ベテランの選手と試合が続いて、本当に良い経験をできてるんで、これを活かして次はしっかり爆発させるんで、またぜひ注目よろしくお願いします」 ─────────────── <初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント>RUI、怪我をおしてのKO勝利で準決勝は剛腕・植村真弥と激突!「根競べじゃ絶対に負けないと思って戦った。植村選手と自分は対照的だけど、僕のヒザ蹴りだったら効くと思います」 [初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント]は全8選手が参加し、1月・2月大会で一回戦を2試合ずつ実施。1月大会ではK-Jeeと杉本仁が揃ってKO勝利で準決勝進出を決めているが、今大会でも植村真弥とRUIがそれぞれKO勝利で一回戦を突破した。一夜明け会見は植村がスケジュールの都合で欠席となり、RUI一人での会見出席となった。 会見でRUIは「元々練習で左足を痛めていて、1Rに左ミドルを蹴った時にバキッと自分の中で音がして、蹴り足を戻した時には全く踏ん張りが利かなくなっていました」と1Rで左足を負傷していたことを告白。「そういう状況で勝てたことが、自分の中で一番成長の糧になったと思う」と愛鷹戦を振り返る。 準決勝でRUIは身長168㎝・フルスイングのパンチが持ち味の植村と対戦。身長193㎝・距離を取って戦うRUIとは正反対の対戦相手だが「植村選手は自分とは見た目もファイトスタイルも対照的ですが、僕のヒザ蹴りだったら効くと思います」と5月18日の後楽園大会で行われる準決勝への意気込みを語った。 ◆RUI「どれだけ自分の特徴を活かした戦い方が出来るか」 ──試合から一夜明けた感想を。「昨日は無事蹴り倒すことができてほっとしています。試合で左足を怪我して、夜はあまりの痛みで中々寝れなかったんで、今ちょっと眠いです(苦笑)」──3Rに失速したのは怪我が原因だった?「元々練習で左足を痛めていて、1Rに左ミドルを蹴った時にバキッと自分の中で音がして、蹴り足を戻した時には全く踏ん張りが利かなくなっていました。それで1Rの終わりぐらいから失速し始めたなっていう感じで、スタンスもスタイルも練習してきたところから少し変わってしまって、あんなに初っ端からヒザを飛ばしていくつもりではなかったですね。まあでも根競べじゃ絶対に負けないと思っていたし、ヒザ蹴りで最後は仕留めることができたんで、結果オーライかなと」──苦しい状況の中でKO勝ちできたというのは大きい?「そうですね。何よりも勝てたことが、自分の中で一番成長の糧になったと思います」──準決勝の相手に決まった植村選手の試合は見た? 「自分のことに集中してたので見てないですね。でも何となく試合のイメージはつきます。動画もあると思うし、見てしっかり研究をしようかなと。対策って対策は特にないと思います。どれだけ自分の特徴を活かした戦い方が出来るかで、勝敗は確実になると思うので」──見た目も武器も対照的な両者ですが、どんな試合をして勝ちたい?「本当に対照的ですよね(笑)。逆にみんな見たかったんじゃないですか? 基本的な戦い方は、植村選手が相手でも愛鷹選手が相手でも変わらないんじゃないかなと思います。ただ身体が締まってるか締まってないかの違いというか(笑)。まあ僕のヒザ蹴りだったら効くと思います」──ファンへのメッセージを。「試合後のコメントでも言ったんですけど、僕はまだまだ伸びしろが一杯あるので、もっともっと準備して、5月18日はもっと強いRUIをお見せします。ぜひ5月18日は応援に来てください」 ─────────────── TETSU、憧れの佐野天馬に勝利も謙虚な姿勢は忘れず「佐野選手に勝った瞬間、今まで生きてきた中で、こんなに嬉しいことがあるのかってぐらい嬉しかったです」  第4試合でTETSUはフェザー級の実力者・佐野天馬と対戦。スイッチを駆使したヒット&アウェーの攻撃で佐野に反撃の機会を与えず、番狂わせと言ってもいい判定勝利を収めた。 一夜明け会見でTETSUは「憧れていた」という佐野との試合を振り返り「昨日は試合でこんなに楽しいと思えたのは初めてだったというぐらい楽しくて、リングの上でとてもウキウキして、今までにない感覚でとても楽しかったです。勝った瞬間は今まで生きてきた中で、こんなに嬉しいことがあるのかってぐらい嬉しかったです」と満面の笑み。 キャリアで大きく上回る相手をくだす大金星だったが「僕の中で自分はまだまだ子供だと思ってるんで(※2000年生まれの18歳)、これから色んな選手と戦って成長して、ちゃんとしたキックボクサーになりたい」と謙虚な姿勢で今後の目標を語った。 ◆TETSU「ローキックとヒザ蹴りはなるべくもらわないようにした」 「昨日は応援していただいた皆さん、ありがとうございました。昨日は試合でこんなに楽しいと思えたのは初めてだったというぐらい楽しくて、リングの上でとてもウキウキして、今までにない感覚でとても楽しかったです。(楽しかったのは、憧れの選手と戦えたことが大きかった?)やっぱりKrushを初めて見た時から佐野選手は試合をしていて、一度ファミレスで見た時に『あっ! 佐野選手がおる!』と思うような、そういう選手でした(笑)。そんな佐野選手と戦えたことがとても光栄です。(憧れの選手に勝った瞬間の心境は?)今まで生きてきた中で、こんなに嬉しいことがあるのかってぐらい嬉しかったです。(手数で圧倒するという作戦は試合前から考えていた?)佐野選手の強いところは、ローキックとヒザ蹴りが怖いんで、それだけはなるべくもらわないように、打ったら回ってとか、ローキックがきたら返したりとか、色々対策は立ててもらいました。(今後の目標は?)今後はもっと有名になって、これから色んな選手と戦って成長して、ちゃんとしたファイターになりたいというか。僕の中ではまだまだ子供だと思ってるんで、これからもっと試合をしていって、成長していけたらなと思ってます。(ファンへのメッセージを)昨日はありがとうございました。僕がファンやった時にメッセージを送ったりして、それに選手がTwitterで『いいね』を押したりしてくれたのがめちゃめちゃ嬉しかったんで、僕もそういうのを返していけたらなと思っています。皆さんの身近な存在になれたらなと思ってます。ありがとうございます」─────────────── 元プロボクサー・佐々木洵樹、Krush軽量級戦線を盛り上げていく!「古川会長から『キックボクサーとしてやれ』と言われていた。バンタム級でもスーパー・バンタム級でもチャンスがあれば戦う」  第3試合でKrushデビュー戦を果たした元プロボクサーの佐々木洵樹。林勇汰との一戦では蹴りも積極的に使いながら、ボクシング仕込みのステップとボディワークで林を翻弄して勝利で飾った。  一夜明け会見で「(POWER OF DREAM・古川誠一)会長にも『今日はボクサーじゃなくて、しっかりキックボクサーとしてやれ』と言われたんで、序盤から蹴っていけたのは良かったかなと思います」とKrushデビュー戦を振り返った佐々木。 キックボクサーとしての再出発を勝利で飾り「もちろんベルトを獲りたいです。自分的には減量もそこまできつくないんで、古川会長と相談しながら53kg(バンタム級)も視野に入れて、53kgでも55kg(スーパー・バンタム級)でもチャンスがあれば頑張りたいです」と、バンタム級とスーパー・バンタム級の双方を視野に入れてKrushのベルトを狙いたいと語った。 ◆佐々木洵樹「序盤から蹴っていけたのは良かった」 「まずはじめに対戦してくれた林選手に感謝したいと思います。どうもありがとうございました。試合内容としては、自分は元ボクサーという肩書があるんですけど、古川会長にも『今日はボクサーじゃなくて、しっかりキックボクサーとしてやれ』と言われていて、序盤から蹴っていけたのは良かったかなと思います。あとは勝てたってことだけ……とりあえず良かったかなって思います。(林選手と戦った印象は?)映像を見た通り、かなりタフな相手でした。試合をしていて自分のパンチが当たっても、中々効いた素振りも見せなかったです。(個人的には何点ぐらいの試合だった?)自分的には半分以上は合格点あげれるかなと思ったんですけど、古川会長からは『20点か30点。何やってんだ』と言われて、帰ってから反省会をずっとやりました(苦笑)。(ボクシングでは8回戦も経験しているが、キックボクシングでの3Rは長く感じた? それとも短く感じた?)長く感じたというのはなかったですけど、やっぱりキックがある分かなりハードでした。スパーリングをやってる時点でボクシングよりハードだと思っていて、今日も全身筋肉痛で、やっぱり違うんだなというのを改めて思いました。(今後の目標や戦ってみたい選手は?)目標としてはもちろんベルトを獲りたいです。自分的には減量もそこまできつくないんで、古川会長と相談しながら53kg(バンタム級)も視野に入れて、53kgでも55kgでも、やれる階級でチャンスがあれば頑張りたいです。(ファンへのメッセージを)やっぱりボクサーという肩書きがあって、外から見たら余所者が来たと思われるかもしれませんが、自分的にはこれからキックボクサーとしてKrush、K-1を盛り上げて行きたいという気持ちがかなり強いので、少しずつでも認めていただけたら嬉しいです。そういう試合をしていきたいです」 ─────────────── 亀本勇翔、出貝泰佑に勝利も試合内容に反省しきり「勝ててホッとしているけど、内容的に面白くない試合だったので落ち込んでいる。ここからは内容込みで勝っていきたい」  第2試合で亀本勇翔は出貝泰佑と対戦し、実績上位の出貝から判定勝利を収めた。しかし試合前に予告していたKO決着には至らず「勝ててホッとしているけど、内容的に面白くない試合だったので落ち込んでいる」と反省しきり。そのうえで「ここからしっかりと内容込みで勝って、次の挑戦者は亀本だという試合をしたいです」と今後の目標を語った。 ◆亀本勇翔「次の挑戦者は亀本だという試合をしたい」 「正直今の気持ちは勝ててホッとしているんですけど…落ち込んでいます。KOじゃなくて判定勝ちだったのもそうだったんですけど、内容的には面白くない試合だったと思っているし、バッティングもあって後味の悪い試合になって落ち込んでいます。(対戦相手の出貝の印象は?)思った通り、やりづらかったんですけど、僕がSNSで罰ゲーム企画をやっていて、ムカついていたんでしょうね。思いっきり来たんで。気持ちがすごく強いなと思いました。(罰ゲーム企画の真意は?)出貝選手のことを舐めてることはないんですけど、結果的にそうなってしまったのかなと思います。僕は少しでもこの試合を注目してもらえればいいかなと思って(罰ゲーム企画を)やりましたし、こういうことを言うことで出貝選手の応援団も僕のことをムカついていたと思います。それでより熱が入る思ったんで、やってみようと思った。(連敗脱出したことについて)ホッとはしますけど最初に言った通り、試合内容はいい内容じゃなかったんで、まだまだだなと思います。AbemaTVのコメント欄でもボロクソに書かれていて、落ち込んでいます(苦笑)(今後の目標は?)同じ日にメインで行われたスーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝で勝った玖村将史選手に挑戦できるように頑張りたいです。すぐに挑戦権を得られないと思うので、ここからしっかりと内容込みで勝って、次の挑戦者は亀本だという試合をしたいです」 ─────────────── 竹内悠希、K-1ジム五反田チームキングス所属での再出発で新たなファイトスタイルに開眼!「冷静に作戦を立てて、相手に打たせずに打つを意識して戦った」  第1試合で眞暢から1RKO勝利を収めた竹内悠希。今回はK-1 GYM EBISU FREE-HAWKからK-1ジム五反田チームキングスに移籍しての初戦で「キングスで練習するようになって、冷静に作戦を立てて、相手に打たせずに打つを意識して戦うようになった」と新たな練習環境での新たなファイトスタイルに手応え感じていた。 ◆竹内悠希「同門の鈴木勇人選手がK-1チャンピオンになってKrush王座を返上したら、僕が挑戦したい」 「昨日は応援ありがとうございました。チームのみんなから『3R以内に倒せば大丈夫』『冷静に』というアドバイスをもらって、冷静に戦うことができて結果的に1RでKOすることが出来ました。眞暢選手は最近の試合が不調だったんですが、リングで向き合った時に覇気を感じました。実際に拳を交えたらダウンをとっても心が折れなくて、最後は3ノックダウンでKOできてよかったのですが、強い選手だなと思いました。(チームキングスでの練習は?)今年の1月から練習を始めました。今まではガムシャラに打ち合って喧嘩みたいになっていたんですけど、今は冷静に作戦を立てて、相手に打たせずに打つを意識して戦って、最終的にKOすることを目標にやりました。そういうところで意識が変わって、今回の試合が一番成長を感じました。(今後の目標は?)Krushでは僕の階級の王者が同門の鈴木勇人選手なので、鈴木選手がK-1チャンピオンになってKrush王座を返上したら、僕が挑戦したいと思っています。ただ実力がないと挑戦もできないと思うので、タイトルマッチを組んでもらえるくらいの選手になれるように準備しておこうと思います。(ファンへのメッセージを)いつも応援ありがとうございます。久しぶりに勝つことができてファンのみなさんに恩返し出来たと思います。これからどんどんKOで勝って、喜んでもらえる試合をするので応援よろしくお願いします」
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